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〈写真:Khmertimes〉
カンボジアのアプサラ機構はアンコール・ワット前で不適切な服装およびポーズによる動画をSNS上に投稿したインフルエンサーに対し、当該動画の即時削除および公的な謝罪を求めた。
問題の動画は「Nina Daily」と名乗るFacebookおよびTikTokアカウントによって投稿されたものである。
動画では「私の体は神殿、目的はアンコール・ワットのプロモーション」という説明文とともに、全身タイツ姿でストレッチを行う様子が映されていた。
アプサラ機構はこの行為がアンコール・ワットの価値を著しく損ね、国家の文化財を不適切に利用したものであるとして、強い遺憾の意を表明した。
声明において「アンコール・ワットは国家の象徴であると同時に宗教的崇拝の対象であり、ユネスコ世界遺産として国際的にも高く評価されている」と強調している。
同機構は問題の動画について、以下の3点を指摘している。
- 1. アンコール・ワットの映像を商業目的に使用し、不適切なパフォーマンスと結び付けたこと
- 2. クメール女性の価値観、品位、道徳に反する内容を公開したこと
- 3. 国家の文化と伝統への敬意を欠いた行動であること
これらの点を踏まえ、アプサラ機構は投稿者に対し、今後このような行為を繰り返さない旨の誓約を求めるとともに、国民に対しても文化遺産の保護に協力し、国家の誇りや女性の尊厳を損なう行動を慎むように呼びかけている。
投稿者であるNina氏は現在、伝統衣装を着用し、より控えめな写真をアンコール・ワット前で撮影しており、SNS上にて謝罪の意を表明するとともに、問題の動画を削除したと明かしている。
コメント欄には「この投稿はスポーツとフィットネスの分野を盛り上げたいという意図だった」「動画はご要望により削除しました」と記されていた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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