おすすめのプロモーション

<写真:Khmer Times>
カンボジア国防省は7月29日、マレーシア・クアラルンプールで開催された緊急会合においてカンボジアとタイの間で合意に至った無条件停戦が、両国軍によって現地で順守されていると発表した。
国防次官補であり報道官を務めるマリー・ソチェアター中将の説明によれば、同日午前0時以降、国境地帯において銃声などの発砲は確認されておらず、両軍は協定に従って交戦を停止したという。
また、両軍は現時点の陣地にとどまり、部隊の移動を控えることで合意内容を遵守している。
さらに中将は、停戦履行の一環として、同日午前7時より両軍の実務者同士による国境会合が開始されたことを明らかにした。
具体的には、カンボジア第5軍管区とタイ第2軍管区、またカンボジア第4軍管区とタイ第4軍管区の間でも協議が行われており、今後も合意に基づいて追加の会談が予定されている。
この停戦合意は、国境地帯で数日にわたり衝突が激化し、死傷者が相次ぎ地域の緊張が高まる中で実現したものである。
今回の合意には、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相の主導による外交的な仲介が大きな役割を果たした。
加えて、米国や中国などの主要国もこの取り組みに対し支援を表明していた。
カンボジアおよびタイ両政府は今回の停戦を「初期段階としての成功」と位置づけており、今後は継続的な協議を通じて関係改善と地域の安定化を目指す方針を示している。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。