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<写真:Khmer Times>
カンボジアとタイの国境地帯において軍事的緊張が高まるなか、両国を結ぶ航空路は引き続き正常に運航されている。
旅客・貨物の輸送に支障はなく、貿易や観光をはじめとする経済連携への影響は最小限にとどまっている状況である。
カンボジア民間航空事務局(SSCA)の報道官であるシン・チャンセレイ・ヴタ事務次官によれば、現在行われている運航調整は一部の高リスク地域に限定されており、主に地上からの攻撃が想定される高度11km未満の飛行に対して航路変更を実施しているという。
一方で、それ以上の高度を飛行する航空機については、現時点で影響は確認されていないと説明している。
タイ民間航空局(CAAT)のマナット・チャワナプラユーン局長も、カンボジア側が設定した制限空域はごく限られたものであり、タイ発着便の運航には大きな支障は生じていないと述べた。
CAATは、タイ空域管理センター(AMC)および航空管制機関Aerothaiと連携し、安全かつ円滑な航空運用の継続に努めている。
両国間の航空便は、観光客やビジネス渡航者に加え、生鮮食品や緊急物資の輸送にも重要な役割を果たしており、今回の限定的な調整措置も航空ネットワークの機能維持を最優先とする姿勢の表れである。
今後の情勢次第では制限範囲の見直しも検討される可能性があるが、両国は引き続き航空の安全確保と経済的結びつきの維持を両立させる構えを見せている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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