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<写真:Khmer Times>
カンボジアとタイの間で陸路国境が一方的に閉鎖されるなか、両国間の航空便は通常通りの運航を継続していることが明らかとなった。
これは、カンボジア民間航空事務局(SSCA)の上級幹部が25日に発表したものである。
SSCAの報道官であるシン・チャンセリー・ヴッタ氏によれば、同日時点でプノンペン〜バンコク間およびシェムリアップ〜バンコク間の定期航空便において、運休やスケジュール変更は発生しておらず、むしろ利用者数は前週に比べて増加したという。
現在、プノンペン〜バンコク間にはカンボジア系航空会社3社、外国系航空会社6社の計9社が週78便を運航しており、シェムリアップ〜バンコク間では3社が週38便を運航している。
一方、タイ側では軍の指示を受けて、7州にわたる陸路国境の封鎖措置を実施中であり、外国人およびタイ国民を含む旅行者や商用車両の通行が制限されている。
24日にはペートンタワン・シナワット首相が、国境検査の強化と出国者の制限について公式に言及した。
こうした情勢にもかかわらず、カンボジア側では航空輸送への影響は軽微であるとの見方を示している。
観光需要が例年より低下しやすいグリーンシーズン(4月〜10月)の影響も一因とされるが、航空便利用者数に大きな減少は見られていない。
2025年1月から5月にかけての航空旅客数は、前年同期比18%増の304万人に達し、発着便数は同14%増の2万7670便を記録した。
航空貨物の取扱量も前年比5%増の2万9019トンに上っている。
カンボジア観光省によれば、同年1月から4月にカンボジアを訪れた外国人観光客は240万人で、前年同期比13.6%増加しており、そのうち約42%が空路を利用して入国した。
また、タイからの訪問者数は67万4134人で、14.6%の増加となっている。
観光省ではグリーンシーズンにおける観光の魅力向上に向けた取り組みを進めており、宿泊費や飲食費の割引、各種イベントの開催などを通じて国内外からの観光客誘致を図っている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。