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<写真:Khmer Times>
タイ国際航空は、旅客需要の一時的な減少を受け、7月27日から31日までの期間、カンボジアとバンコクを結ぶ定期便の運航回数を削減した。
対象となるのは、プノンペンおよびシェムリアップ発着のバンコク便で、従来の1日2便体制から1日1便に減便された。
この運航調整について、カンボジア国家民間航空事務局(SSCA)の報道官を務めるシン・チャンセリー・ヴタ事務次官は、短期的な需要の落ち込みが背景にあると説明した。
その一方で、今回の措置はカンボジア系航空会社にとって、市場シェアの回復を図る好機であるとの見解も示した。
なお、他の航空会社による同路線の運航は継続されており、カンボジアとタイを結ぶ航空便全体への大きな影響は生じていない。
一方で、カンボジア旅行業協会(CATA)のチャイ・シヴリン会長は、近時の国境管理の強化が、タイ人旅行者や国際チャーター便の運航に深刻な影響を及ぼしていると指摘した。
特に、ポイペトをはじめとする陸路国境からの観光客流入が著しく減少しており、これが全体的な旅行需要の鈍化につながっているとの分析を示した。
カンボジアの観光業は、タイやベトナムといった周辺国からの訪問客に大きく依存しており、今後の需要回復に向けては、域内における旅行環境や入国条件の改善が重要な要素となる見通しである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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