プノンペンの大気汚染防止、新指針を策定

〈写真：Khmertimes〉

カンボジア・プノンペン市当局は、大気汚染の防止および削減を目的とする新たな指針を策定した。これは王国政府の関連規制に基づいており、市民の安全と健康の確保、さらには都市の美観向上を目指すものである。

指針の実現には、官民を問わず幅広い関係者の協力が求められている。

指針の主な内容として、草原、廃棄物、建設現場などにおける野焼きの禁止が挙げられる。また、建設関連事業者に対しては粉塵飛散を防ぐための対策を講じるよう指導がなされる。

さらに、土砂や建材の輸送に際しての飛散防止措置や、道路の清掃義務も明記されている。これらの方針に違反した業者に対しては、一時的な営業停止といった行政処分が科される可能性がある。

加えて、公共事業運輸局には車両の排ガス検査の強化が求められており、市内の燃料スタンドで販売される燃料中の硫黄分についても、基準に適合しているかを検査する義務が課される。

環境局に対しては、大気中の粒子濃度および空気質の常時監視と、これに関する定期的な行政報告が義務づけられている。

プノンペン市当局は、市民、教育機関関係者、事業者など多様な主体の協力を得ながら、持続可能な都市環境の実現に向けて取り組む姿勢を明確にしている。

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