2023年上半期の工場数、増加傾向に

2023年上半期の工場数、増加傾向に
2023年08月08日 11時11分 公開
2023年上半期の工場数、増加傾向に

<写真:Khmer Times>

 

カンボジア国立銀行の2023年半期報告によると、同国では主要市場からの需要低迷によって製造業製品の輸出が減少しているが、今年上半期に新たな工場が設立され、工場数は6月時点で1995工場に増加し、100万人以上の労働者を雇用している。

 

昨年同月の登録工場数は1974工場、2022年末は1982工場であった。

 

同報告書はカンボジアの製造業が主要貿易相手国、特に欧米の外需減速による影響を受けたと指摘している。

 

カンボジアの今年上半期における輸出総額は2.1%減の114億8900万ドル(約1兆6470億円)で、衣料品の輸出は前年同期比19%減の36億5400万ドル(約5237億2600万円)、履物は17.2%減の7億200万ドル(約1006億1700万円)、旅行用品は17.1%減の9億9900万ドル(約1431億8600万円)、自転車は30.5%減の3億3200万ドル(約475億8500万円)であった。

 

しかし、電気機器と電子部品は1.3倍の14億4000万ドル(約2064億3600万円)に増加している。

 

​​工業科学技術革新省のヘン・ソックン国務長官兼報道官によると、平和と安定により、カンボジア政府は国内のビジネスと投資を促進するための改革を進め、新たなプロジェクトを誘致した。

 

同国政府が2021年10月に新しい投資法を導入したことが、極めて重要な役割を果たしたという。

 

カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は「RCEP自由貿易協定とカンボジア・中国自由貿易協定(CCFTA)、そしてカンボジアの有利な新投資法が新たな投資家を惹きつける鍵になる」と述べている。

 

 

 

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