イスラエル・ハマス戦争、カンボジアは中立を維持

イスラエル・ハマス戦争、カンボジアは中立を維持
2023年10月30日 09時40分 公開
イスラエル・ハマス戦争、カンボジアは中立を維持

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアは30日現在進行中のイスラエルとハマスの戦争の「人道的休戦」に関する国連総会決議案の採決には参加しなかったが、無実の一般市民に対するすべてのテロ行為と暴力行為を非難した。

 

Eat Sophea大使は「イスラエルとパレスチナの両国で多くの罪のない人命が失われたことを痛ましく思い、カンボジアがこの問題に関して独自の原則的な立場を持つことを希望している」と語った。

 

26日〜27日にニューヨークで開催された国際会議で、同大使は「戦争が戦争を終わらせ、恒久的な平和と調和のとれた共存をもたらすことはできない」と強調した。

 

カンボジアは、すべての当事者に最大限の自制を求め、国際人道法を遵守し、対話に建設的に参加して、悪化する状況を緩和し、停戦または人道的な中断を達成するように求めている。

 

25日、フン・マネット首相は、イスラエルの状況を監視しており、国内で生活・学習しているカンボジア人に注意を払っていると述べた。

 

同首相によれば、イスラエルには450人のカンボジア学生がおり、彼らはイスラエル軍の保護の下で安全を確保されている。

 

政府はガザ地帯から300km離れた5つ星ホテルに全学生の宿泊施設を手配しているが、学生たちは自分たちの住む地域が安全であると感じており、ホテルに避難した者はいない。

 

政府は必要であればイスラエルに住むカンボジア国民や学生がエジプトに入国する方法も検討している。

 

研究者であるThong Mengdavid氏は、カンボジアの中立性は最善の選択であり、カンボジア政府がガザの人々に医療用品や援助を送ると考えていると語った。

 

同氏は「イスラエル政府と協力することで、イスラエルにいるカンボジア人学生の安全を確保することが最優先されるべきである」と述べた。
 

 

 

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