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<写真:Khmer Times>
米国による関税措置発表以降、タイバーツは対米ドルで5%以上上昇しており、この通貨高がカンボジアの観光業にとって追い風となる可能性が高まっている。
カンボジアは米ドルへの依存度が高く、観光商品の多くがドル建てで提供されているため、他の東南アジア諸国と比較して価格競争力が増している状況である。
シンガポールを拠点とする観光コンサルタントのヴィヴィアン・ゴー氏は、カンボジアが現在「理想的な状況にある」と述べ、同国が他のASEAN諸国において顕著な物価上昇の中でもインフレ圧力を抑制してきた点を評価している。
強いバーツによりタイ観光の割高感が増す中、カンボジアはコスト効率の高い代替観光地として注目を集めつつある。
観光業界では、プノンペンの新空港開業によって国際的な接続性が向上すると期待されており、パンデミック後の観光回復に向けた動きが本格化している。
ただし、東南アジア地域内での競争が激しさを増す中、政府と民間の双方によるさらなる施策が求められている。
一方で、アジアン・トレイルズ・カンボジアのマネージャーであるジテンダー・シン・ラトール氏は、通貨変動が東南アジアにおける観光動向に影響を及ぼしていると指摘する。
特にカンボジア人観光客にとっては、バーツ高により旅行コストが上昇し、国外旅行への障害となる可能性がある。
最新のタイ国内報道によれば、バーツ高の影響で現地の小規模事業者、屋台業者、バー、飲食店などが打撃を受けているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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