汚れた米ドル紙幣、シェムリアップで受け入れ義務化

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア国立銀行（NBC）は、シェムリアップ州における米ドル紙幣の流通促進に関する声明を発表した。

同州はカンボジア観光の中心地であり、有名なアンコールワット観光地が所在する。

観光業者による破損紙幣の拒否問題を解決するため、NBCは4つの緊急メカニズムを導入することを決定した。

1. シェムリアップ商業銀行支店に対し、顧客からの古いまたは汚れた米ドルを、偽造紙幣でない限り無償で受け入れるように義務付ける。

2. 非常に古い米ドル紙幣については、市場での流通を許可すべきではないため、シェムリアップ州の商業銀行がシェムリアップ支店の国立銀行で新しい紙幣に交換することを無料かつ即時で行うよう義務付ける。プノンペンの本店に送る必要はない。

3. シェムリアップ州の全ての銀行および金融機関に対し、観光客の取引を円滑にするため、ATMに100米ドル紙幣ではなく20米ドルおよび50米ドル紙幣を配置するように義務付ける。預金機での預金は引き続き受け付ける。

4. 両替商、ホテル、レストランのオーナーに対し、上記の措置を理解し支持するための啓発活動を行い、カンボジア国立銀行と協力してこれらのメカニズムをさらに実施するよう促す。

さらに、NBCはカンボジアへの国際観光客の支払いを円滑にするために、バコン観光アプリの利用を促進する予定である。

このアプリは、カンボジア国立銀行と商業銀行の間、また商業銀行同士の機械の間での一貫した数え方をサポートするものとなっている。

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