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<写真:Khmer Times>
カンボジアの首都プノンペンにあるフン・セン大通りで、交通分離帯の設置が進められたことにより、車両の走行速度が抑えられ、交通の流れが整い、より秩序ある運転が見られるようになった。
この道路を頻繁に利用する実業家のリ・チャンヘン氏(36)は、分離帯の設置によって安全性が向上したと評価する。左折や右折がしやすくなり、対向車との衝突のリスクが軽減されたという。
同氏は「より安全を感じる。ドライバーは対向車を過度に気にすることなく、正しい方向に走行可能」と述べ、運転者に対して速度を落として慎重に運転するように呼びかけた。
また、民間企業に勤め、毎日この道路を利用するケン・キンスレン氏も、分離帯の設置により対向車との接触リスクが減り、安全性が高まったと指摘する。
同氏は「政府が分離帯を設置したことで、道路がより安全になった。運転者はより慎重になり、スピードも抑えられている」と述べ、特に飲酒運転を避けるように強く訴えた。
道路沿いで露店を営むネブ・ダヴィ氏(42)も事故の減少を実感している。
同氏は運転者が適切な速度を維持するようになり事故が減少したとした上で、さらなる安全対策として信号機の増設を求めた。
同じく露店を営むマン・サヴァン氏(48)は運転者に対し、車線を守るように呼びかけている。
同氏は「適切な車線を走行し、スピードを出し過ぎないようにすべきである。道路を横断する際もお互いに配慮しなければならない」と述べた。
プノンペン公共事業運輸局は2月6日、フン・セン大通りの交通事故対策として分離帯の設置を開始したことを発表した。
モロドック・テチョ高架橋からネアック・オクニャ・フン・ニアン大通りの信号機までは金属製の分離帯が設置され、制限速度は時速40キロに設定された。
その先、ネアック・オクニャ・フン・ニアン大通りから国道2号線まではコンクリート製の分離帯が設けられ、制限速度は時速60キロとなっている。
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