カンボジアの国際観光客、25年は750万人を目標

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア観光省（MoT）は、2025年に外国人観光客750万人の誘致を目指し、多様な観光資源の促進と発展を図る戦略を打ち出した。

プノンペンで開催された観光省の年次会議で、フオット・ハック観光相は「観光業は2025年に向けて大幅な成長が見込まれており、目標達成には様々な課題の解決と戦略的な取り組みが必要である」と述べた。

ハック観光相は、カンボジアの観光業に関する虚偽情報の払拭、観光セキュリティの強化、旅行の利便性向上、観光サービスの充実、航空接続の強化、観光分野の人材育成を推進する方針を示した。

これらの課題に対応し、観光業の質を高めるため、関係者に協力を呼びかけた。

政府は観光省を通じて、国際観光客の誘致を目的に民間セクターへの各種インセンティブを提供している。

2025年1月からは電子ビザ（e-Visa）の割引を実施しており、観光ビザ（Tビザ）は36ドルから30ドルに、商用ビザ（Eビザ）は42ドルから35ドルに引き下げられた。

また、カンボジア国内の外国公館、開発パートナー、在外公館との協力を強化し、国際的な協力を通じてカンボジアの観光地を積極的にプロモーションしている。

カンボジア旅行業協会（CATA）のチャイ・シブリン会長は「政府の取り組みにより、外国人観光客が顕著に増加している。私たち民間セクターも観光業の質の向上と促進に協力する準備ができている」と述べ、政府の施策を支持した。

2024年のカンボジアの外国人観光客数は670万人に達し、前年の545万人から23％増加した。

また、観光収入は前年の30.8億ドルから17.8％増の36.3億ドルを記録した。カンボジアはこの成長を維持しつつ、2025年の目標達成に向けてさらに取り組みを強化する考えである。

ラインでニュースを受信する