カンポットに新スポット、音楽と光が彩る噴水

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア南部カンポット州の州都カンポット市において、観光促進を目的とした新施設「音楽噴水公園」の試運転が、3月12日夕方に実施された。

州庁舎前を流れるプレック・コンポンベイ川沿いに設置されたこの噴水は、音楽に合わせて水が舞い上がり、カラフルな照明とともに視覚的な演出を行う仕組みである。

市当局によれば、試運転中に一部の噴出口で不具合が確認され、水の噴出が不安定な箇所や詰まりが見つかったという。

施工を担当する技術チームは、3月末までに必要な調整および改修作業を完了させる見通しを示している。

同市のレアン・ルエン・ソティ市長によれば、初期段階のテストにもかかわらず多くの市民やSNS利用者から関心が寄せられている。

また「州の観光の姿を大きく変える契機となる」との期待を語った。

噴水の整備は、マオ・トゥニン州知事の主導により進められており、州政府の観光振興政策の一環である。

完成後は観光客数の倍増が見込まれており、カンポット州の魅力向上と地域経済の活性化に寄与することが期待されている。

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