カンボジアの言語って? 「こんにちは」や「おはよう」の言い方も紹介

カンボジアの言語って? 「こんにちは」や「おはよう」の言い方も紹介
カンボジアの言語って? 「こんにちは」や「おはよう」の言い方も紹介

「カンボジアの言語は何が使われているの?」「英語は通じるの?」これから仕事や旅行でカンボジアに行く方にとってこのような疑問は多くの人が抱えているはずです。今回はカンボジア在住のPOSTEスタッフがカンボジアの英語事情や「こんにちは」「ありがとう」など、覚えておくと便利なフレーズを紹介します。

 

カンボジアの基礎知識

 

カンボジアに行くならその国の言語や文化、宗教などを知っておきたいものですね。事前に渡航先のことを知っておくだけで現地での生活が楽しくなること間違いなしです!

 

 

カンボジアの公用語はクメール語 

カンボジアの公用語はクメール語です。クメール語はカンボジア語とも言われています。国民の9割以上がクメール語を使用しています。昔はフランスの植民地だったということもあり、フランス語が通じる人も中にはいます。しかし、医者などの高学歴層や高齢者など、理解できる人はごく少数です。

 

カンボジアの文化 

 

アンコールワット遺跡で知られるカンボジアは古くから文化の栄えた土地でした。しかし、1970年代後半から政権を握ったポル・ポトによって、これまで栄えていた文化が排除されてしまいました。

 

ポル・ポトは原始共産主義という考え方を持っていました。原始共産主義とは「人類初期の社会である狩猟採集社会に戻り、階級支配をなくし食料や衣料のすべてが共有されるようにする」という考えです。

 

ポル・ポトはこのような原始社会主義を実現するために、国民全員を農民として扱おうとしました。そして、当時の人口の約1/4にあたる200万人あまりの知識人を全員処刑しました。医者や教師、学者などの知識人はポル・ポトによる国の再建には邪魔だと考えられていたのです。

 

カンボジアの宗教 

カンボジアの国教は上座部仏教です。国民の約90%以上が上座部仏教を信仰しています。日本と違い、カンボジアでは日常生活に宗教が根付いています。

 

一方でカンボジアは宗教の自由が認められています。これまでの政権の移り変わりと共に国教が何度も入れ替わった歴史的背景があるため、イスラム教やキリスト教を信仰する人も一定数存在しています。

 

カンボジアの英語事情

 

カンボジアでは英語が通じるのでしょうか? ここでは気になるカンボジアの英語事情を説明します。

 

英語は通じるのか?

カンボジアでは主要都市であれば英語が基本的に通じます。特にシェムリアップやプノンペン、シアヌークビルなど観光やビジネスで多くの外国人が訪れる都市では英語が話せる人が多いです。

 

英語が通じる場所 

 

主要都市などの外国人が多く出入りする場所であれば英語が通じます。プノンペンやシェムリアップのホテルやレストランは英語が使われていますので、日常会話程度の英語が話せれば生活に困ることがありません。

 

英語が通じない場所 

農村部や地方都市部になると状況が全く異なり、英語が伝わらない場所があります。使用言語がクメール語になり、タクシーや公共施設、サービスの窓口でも英語が通じない場所があります。

 
・ローカル市場
 

 

ローカル市場では地元の住民が多く、英語が通じません。しかし、英語が話せなくても欲しい商品を指さしたり手渡したりして、あとは値段を聞くだけなのでそれほど問題ではありません。

 
・村
 

都心部や遺跡と違い、村には仕事や観光で訪れる人がほとんどいません。外国人と関わることがなく英語を使う必要がないため、村ではクメール語が一般的に使用されています。

 

 
・学校
 

学校といっても都心部であれば問題なく英語が通じます。しかし、スタディツアーやボランティアツアーで地方の学校を訪れる場合、教育が行き届いておらず英語が通じないことがほとんどです。

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