カンボジア英語の特徴
カンボジア人が話す英語は発音やアクセントが非常に訛っていることが多く、慣れるまでに時間がかかります。特に英語を流暢に使う人ほどわかりにくく感じるかもしれません。ここではカンボジア英語の特徴を紹介します。
・過去形、過去分詞をあまり使わない
クメール語(カンボジア語)には過去形が無く、過去をあらわす単語を会話につけて現在と過去を判断するという特徴があります。そのためか、カンボジアで使われる英語は過去のことも現在形で話されることが多いです。
・長母音がない
クメール語には子音が多く、日本人には聞きなれない音があります。その影響でカンボジア人が話す英語も聞き取りにくいことがあります。
例えばweekやdeepといった伸ばして発音する母音は「ウィック」「ディップ」と短く発音される傾向があります。
覚えておくと便利なクメール語
英語が通じるカンボジアですが、ここでは覚えておくと便利なクメール語を紹介します。クメール語は声調が多少異なっていても、カタカナ通りに発音すれば通じることが多いので是非使ってみてください。
挨拶
・こんにちは(いつでも使えるあいさつ):ជំរាបសួរ(チョムリアップ・スオ)
「はじめまして」や「さようなら」の意味にもなります。目上の人には、この言葉であいさつをするのが無難です。
・親しい人に気楽にあいさつする:សួស្ដី(スース・ダイ)
顔見知りになったホテルのスタッフ、屋台の店員にはこの挨拶をしてみましょう
・ありがとう:សូមអរគុណ(オー・クン)
オークンの「オー」は「喜ぶ」「嬉しがる」という意味の動詞で、「クン」は「恩」や「徳」を表す名詞です。つまり「オークン」とは「恩に喜ぶ」という意味から「ありがとう」となります。
ショッピング、レストランでの会話
・いくらですか:វានឹងត្រូវចំណាយប៉ុន្មាន(トライ・ポンマーン)
・何がおススメですか:តើអ្នកណែនាំឱ្យធ្វើអ្វី?(タウ・ムホープ・ナー・チガィン・チアン・ケー?)
・メニューを見せてください:សូមបង្ហាញខ្ញុំពីម៉ឺនុយ(ソム・ムール・タラーン・ムホープ)
・お会計をしてください:សូមពិនិត្យមើលវា។(ソーム・クット・ルイ)
・美味しい:វាឆ្ងាញ់ណាស់(チガィン)
・安くしてください:អ្នកមិនអាចធ្វើវាថោកបានទេ?(ソム・チョホ・タライ・バーン・デー?)
・高いね:វាថ្លៃណាស់(タライ・ナッ)
・これ買います:សូមផ្តល់ឱ្យខ្ញុំនេះ(ソーム・ニッ)
移動中の会話
カンボジアでの移動手段は大きく分けて「トゥクトゥク」「バイク」「タクシー」「トゥーリー」「バス」の5つがあります。これらの乗り物に乗った時に使えるフレーズを紹介します。
・○○まで行ってください:សូមចូលទៅ(ソーム タウ ○○)
目的地の場所を伝えてこのフレーズを使ってみましょう。
・まっすぐ:ត្រង់ត្រង់(タウ・トロン)
まっすぐ直進したい場合は、「タウ・トロン」といえば大丈夫です。「タウ」が「行く」という意味で、「トロン」は「まっすぐ」なので、まっすぐ進めという意味になります。
・右に曲がって:សូមបត់ស្តាំ។(ボッ・スダム)
「ボッ」が「曲がれ」、「スダム」が「右」という意味になります。
・左に曲がって:សូមបត់ឆ្វេង។(ボッ・チュヴェ―ン)
「ボッ」が「曲がれ」、「チュヴェ―ン」が「左」という意味になります。
・止まる:បញ្ឈប់(チョップ・チョップ)
目的地に着いて、ここで止まってほしいときはこの言葉を使えば止まってくれます。
・ゆっくり:យឺត ៗ(ユート・ユート)
目的地に近づいたときや少し迷ったときなどに使うと便利です。
まとめ
カンボジアに旅行や仕事で行く際は、英語が話せれば言葉の心配はありません。特に観光地やホテルなどの外国人がたくさん訪れる都市では英語が通じる場合がほとんどです。もっとカンボジアを楽しみたい方はクメール語のあいさつを覚えてみてくださいね!
※この記事に記載されている情報は2018年5月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください
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