カンポット、フランス植民地時代の歴史的建造物の修復作業を開始

カンポット、フランス植民地時代の歴史的建造物の修復作業を開始
2017年10月05日 00時00分 公開
カンポット、フランス植民地時代の歴史的建造物の修復作業を開始


カンポット観光局は、観光客誘致のためボコール山にある有名なボコル・ヒル・ステーションの修復計画を行うことを明らかにした。

カンポットから西へ約37キロメートルに位置しているボコル・ヒル・ステーションは、1920年代に植民地支配をしていたフランスによって、ボーコー国立公園にあるボコール山の山頂に建てられたリゾート地であり、ホテルやカジノ、教会、王室などが現存している。

カンポット観光局のキム・ブンタン局長は、ボコール山はカンポット州の観光部門において大きな可能性を秘めていると述べた。

同氏によると、建物は2013年から修復作業が始まっており、2015年にはカジノの修復作業が開始。全ての建物が安全基準を満たしているという。

同氏は、「このような修復作業は、建物が崩壊するのを防ぎ、より多くの観光客を誘致するために行われる。」

「ボコール山ではフランス植民地時代の様子を見ることができるので、特にフランス人観光客が多く訪れる。」と述べた。

カンボジア国家観光連盟のホ・バンディー事務総長は、2007年よりボコール山にある建物の修復計画を開始し、カンポット観光局は大いに努力をしてきたと語った。

「カンポット観光局や環境局が歴史的建造物を保護し、毎年多くの観光客を誘致していることに感謝している。」と述べた。

観光省の報告によると、今年上半期に266万人以上の外国人観光客がカンボジアを訪れ、前年同期と比べ12.8%増加したとのことである。

http://www.khmertimeskh.com



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