タイ カンボジアからの一時入国料を廃止

タイ カンボジアからの一時入国料を廃止
2017年01月12日 00時00分 公開
タイ カンボジアからの一時入国料を廃止

ポイペットの当局は昨日、カンボジアからタイへ入国する短期間滞在者を対象に入国カードの発行料金とタイのサケーオ県にあるRongKluea市場への入場料金を廃止することを発表した。

バンテイメンチェイ州当局が発行した文書によると、ロンクルア市場はすべての訪問者に対して、市場への入場料である1000リエルを廃止するという。

州知事であるソウン・ボヴァ―氏は今回の変更の決定について、「当局らは、ロンクルア市場に毎日訪れる人々が支払う料金を削減したいと考えている。」と述べた。
ポイペット自治区の自治長であるシン・ナミュン氏によると、「パスポートを有する者は、入国カードは必要ない。しかし、毎日のように国境をわたっている者は、パスポートのような必要書類を持ち合わせないことが多い。」という。

ポイペットに暮らすチェット・チャムロンさんは今回の変更を快く受け入れている。「行き来するたびに毎回1000リエル支払っていた。何度も出入国を繰り返す商売人などはそのたびに1000リエル支払っていたので、今回の料金廃止は大いに助かる。」とコメントした。

実はこの料金廃止の取り組みはCNP(カンボジア人民党)の息がかかっており、CNPR(カンボジア救国党)のソール・シャンディ氏は、今回の取り組みに賛同しつつも忠告を出している。

「人々のためになるような今回の措置は快く受け入れる。しかし、次の選挙で勝とうとしているだけではないのかと危惧している。続けるなら永遠に続けることを期待する。」とコメントした。
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