フン・セン首相、CNRPをテロリスト組織と断定

フン・セン首相は昨日、カンボジア救国党（CNRP）は2013年に行われた総選挙以来、様々な方法で国家転覆を図ろうとしたと述べ、テロリスト組織であると断定した。

首相や政府関係者は、CNRPのケム・ソカ党首は外国から様々な支援を受け、国家転覆を図ろうとしたことから、今回逮捕に踏み切ったのは正当な行為であると主張した。

フン・セン首相は、「国内外問わず、平和を破壊するために人権侵害や民主主義を否定する組織を我々は許さない。」と述べた。

ティア・バニュ国防相は、「今年6月に行われた地方選挙後には、200人ほどの市民が政権交代を望むデモ活動を行っており、非常に危険な状態であった。」と語った。

カンボジア人民党のソク・エイサン報道官は、「2013年に行われたデモで抗議者が暴力を振るったことをなぞらえて、テロリストという言葉を使った。」と説明した。

さらに同氏は、「デモ隊は金属棒や石、火炎瓶などを抗議の際に利用し、とても暴力的であった。」
 
「2014年1月初め頃に起きたデモでは逮捕者が続出し、少なくとも4人が警察により射殺されている。」と語った。

CNRPのムー・ソチア副党首はフン・セン首相の「テロリスト組織」について言及を避けたが、同首相により国外追放された前CNRP党首のサム・ランシー氏と、今回の措置は重なる部分があると指摘した。

被服工場で働く38歳のチフル・スレイモム氏は、「我々はただ高い賃金を求めているだけであり、テロリストと断定される根拠がない。我々を非難し、政府は自分自身を正当化したいように映る。」と語った。

http://www.phnompenhpost.com/national/

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