不当な児童労働の撤廃を求めて

不当な児童労働の撤廃を求めて
2017年02月14日 00時00分 公開
不当な児童労働の撤廃を求めて


コンポントム州のレンガ工場で働いていた12歳の少女が同じ職場の男に強姦された事件を受けて、子どもの権利団体が危険な場所での児童労働を撤廃しようと呼びかけた。
人権団体リカドーがカンボジアのレンガ工場での、広範な児童労働と借金による束縛の実態を明らかにする研究を発表した2ヶ月後に、この恐ろしい事件は起こった。
サントゥック地区の906局軍のソウス・ソバン警察長は、カコー・コミューンの村人が女性の叫び声に気づいた後、フォーン・ディー(20)を逮捕したと述べた。
被害者は土曜日の夜10時過ぎに襲われ出血した。
ソバン警察長の報告によると、男は少女を強姦し、絞め殺すつもりだった。もし叫び声をあげなければ、彼女は殺されていただろうという。
被害者の母親は匿名で、AMKのマイクロファイナンスから借金を背負っており、彼女の学費を支払うために娘も働く必要があったと述べた。
「私たちの家族は貧しいため、工場のオーナーが雇用を許可しなかったとしても、私たちは娘が4年生になるため彼女を工場に送らなければならなかった」と母親は言う。また、その工場には約10人ほど他に子どもたちがいるという。「私は年老い、夫は病気なので、彼女が働けば彼女の学校や私たち家族のために1日当たり1万〜2万リエル(2.5ドル〜5ドル)稼ぐことができる」と語る。
少女の自宅から工場までは50メートルで、少女は自宅で眠っているところを襲われたという。
州裁判所の広報担当のセイ・ナラ氏は、容疑者は第241条に基づき最大15年の懲役を求刑されると述べた。
ユニセフの広報担当のイマン・ムーロカ氏は、違法労働は子供たちの幼少期を奪い、社会に悪影響を与え、肉体的、精神的発達にも影響を与えると話した。
子供たちは性的虐待だけでなく、労働搾取や悪い慣行にさらされているとメールで報告している。性的暴力の加害者や違法労働者、子供に害を与える者は公正に償わなければならない。また、少女やその家族には適切なカウンセリング、ケア、支援が必要である。
カコーコミューンの警察官は匿名で、その犯行犯は過去にも強姦を企てていたが、それは100ドルで解決したと公表した。
警察官は、レンガ工場のオーナーとは連絡がついていないが、子供たちが彼の工場で働くことを避難したと付け加えた。
昨日、労働省報道官のヘン・ソアー氏からはコメントをもらえていないが、水曜日に行われる閣僚会議で児童労働問題に関する報告を発表すると指摘した。
2012年国際労働機関(ILO)の統計によると、カンボジアの5歳から17歳までの400万人の子供たちのうちの11%、44万人が児童労働者だという。
政府は2015年にはこの数字が8.7%減少し、2025年には0%を目指すと主張した。
 
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