中国、カンボジア野党のケム・ソカー党首逮捕を支持

フン・セン首相が中国の広西チワン族自治区南寧市の第14回中国・ASEANエキスポを訪問した。
中国はそこで、野党のカンボジア救国党党首（CNRP）のケム・ソカー氏に対する法的措置に改めて指示を示した。
 

月曜日に投稿されたフン・セン氏のFacebook記事によると、中国共産党中央対外連絡部長であるソン・タオ氏との会合で、中国が支持していることを公表した。
 
ソン氏は「中国の中核的利益を常に支えているサムデック（フン・セン首相の称号）に感謝したい」と述べた。
 
「我々の国家間関係は強く、いかなる外交圧力もこの絆を分かつことはできない」
 
「兄弟国として、カンボジアが困難に直面すれば、中国に援助を求めることができる。我々はきっとカンボジアの助けとなるだろう」
 
フン・セン首相は別の会合で、中国側はカンボジアでの優先プロジェクトで必要とされる援助について中国に通知するように指示したと語った。
 
先週、中国人民政治協商会議（The Chinese People’s Political Consultative Conference）の副議長を務めた王家瑞氏は、カンボジアを訪問し、反政府勢力に対するソカー氏の逮捕を支持した。
 
フン・セン首相は以前、ソカー氏が逮捕されることとなった原因でもある外交権力との共謀が発覚した後、この事件に干渉しないよう外国に呼びかけた。
 
しかし、ソカー氏の逮捕と拘禁は、EU、人権、アメリカ、オーストラリアの国連高等弁務官など、国際社会において広く非難された。
 
フン・セン首相のFacebookページによると、中国は中国メディアを通じてカンボジアがいかに平和で発展している国か中国国民に伝えるよう提案している。
 
フン・セン首相は、中国政府がカンボジアでの建設工事に協力し、より多くの人的資源を提供することに合意したが、中国政府は新たにシェムリアップ空港と高速鉄道の建設にも協力していくと述べた。
 
カンボジア王立アカデミーのヤン・ペー事務総長は、中国の支援は両国の協力に基づいていると述べた。
 
同氏は「中国との関係がカンボジアに利益をもたらすなら、政府は中国と積極的に関わるだろう」と述べ、中国の支援を受け入れることは、他国との関係に影響を与えることはないと語った。
 

ソカー氏に関する事件の発端は、オーストラリアに拠点を置くCBN社が発行したビデオ映像であり、同映像でソカー氏はカンボジアの政権交代をリードするために米国の指導を受けていると話していた。
 
野党のCNRPは、この告発は違憲行為だとして、ソカー氏は有罪判決が出るまで無罪とされなければならないと主張した。

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