おすすめのプロモーション
昨夜、プノンペン市ダウンペン区にあるスラム街で住宅40棟が焼ける火災が発生した。プノンペン市の報告によると、死傷者はいなかったという。
消防車約29台が消化にあたり、ダウンペン区スラチョー地区であがった火は約2時間後に消し止められた。
全焼した住宅の住民であるヴァーティス氏(38歳)はゴミ拾いをして生計をたてており、妻と2人で暮らしているという。ティス氏は自身の家が全焼してしまったと話した。
「今、住む場所がありません。」とティス氏は話した。
住宅が全焼した他の住民であるホヴ氏(53歳)は遠くから自身の自宅が焼けるのを見て涙を流したという。「すべての所持品がなくなってしまった。枕さえもなくなってしまった」とホヴ氏は話した。
「なにが原因で火があがったのかわからない」とホヴ氏は涙をぬぐいながら続けた。
火災案件を担当する自治体警察副所長のファナラ氏は火災当時、火の手が広く広がっていたため消火するために29台の消防車を必要としたと話した。
「火災の原因はまだ特定できていないが、調査は引き続き行う」とファナラ氏は続けた。
このスラム街は日本カンボジア友好橋の近くに位置している。プノンペン市民からは橋の修理活動が行われていることから、このスラム街を移転すべきだとの声もあがっていた。
しかし、市役所の報道担当官は火災の被害にあった住民は移転すべきと指摘されていた人たちではないと主張し、火災の被害にあった人々が生きていることは不幸中の幸いだと話した。
phnompenhpost.com
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。