行政管理局を森に建設 不満高まり市長左遷

行政管理局を森に建設 不満高まり市長左遷
2016年12月08日 00時00分 公開
行政管理局を森に建設 不満高まり市長左遷
シェムリアップ州の前知事であったソウ・フィリン氏は2013年に左遷される前に、10ヘクタールの敷地面積を持つシェムリアップ州の行政管理棟を森林の中に建設してしまった。その森林は、シェムリアップ州の中心地から24キロほど離れている。フィリン氏はこの行政管理棟建設を2010年3月から着手していた。しかし州役員の中から、自宅と管理局の往復が大変面倒だと不満の声が募り抗議に至った。


役員や市民からの圧力によって、フィリン氏は左遷され、現知事であるキム・ブン・ソン氏に役職が引き継がれた。2013年9月、ソン氏は行政管理局を森から移転させた。シェムリアップ州副主席のキム・チャイヘン氏は「行政管理局棟がシェムリアップの中心から24キロも離れた森に建てられて役員の不満が高まりました。その後の提案された移転計画でも、管理局はシェムリアップからずいぶん東に離れた場所に建つことになっておりガソリン代などを理由に反対された。」とコメントしている。
 
この問題に対してフン・セン首相は、シェムリアップの中心地に位置するApsara行政管理局に問題の管理棟の移転を要請した。役員の一人に話を聞くと、「あの森はとても怖かった。車で2時間もかかる上、人影すら見えなかった。管理棟までの道もすごく静かで、不安になった。あんなところに管理棟を建てた意味が分からない。」と語った。
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