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22日、クラチエ州裁判所はワイン製造者の男を起訴した。容疑者は製造したワインによってSambo地区で89人が食中毒になり、そのうち5人が死亡した事件の罪に問われている。
裁判官のEng Chamnab氏は起訴した男をKuch Sok Heng氏(31)だと明らかにした。18日、容疑者は不作為殺人の疑いで逮捕された。
同裁判官は「容疑者は拘留され公判を待機している」と語った。
地方知事のHoeu Siyem氏が22日にSar Kheng内務大臣に送った書簡によると、合計89人がSok Heng容疑者が製造した汚染物質の入ったライスワインを飲んだ後、各クリニックやプノンペンにあるCalmette病院に搬送されたという。食中毒にかかった89人のうち、5人が死亡した。
「他の84人は体調が回復し、医師に許可を得たためすでに帰宅している」と書簡には綴られている。
地方知事のSiyem氏によると、地方当局や地区当局、保健省緊急対応部門、地方産業・手芸部門などの調査で食中毒はライスワインに含まれていたメタノールが原因で発生したと明らかになった。
同氏は「食中毒事件を受け、地方当局はライスワインの生産、流通を停止するように命じた」と語った。食中毒の被害者はBoeng Cha自治体、Koh Khnhe自治体、Sambo自治体、Kbal Damrei自治体などに住んでいた。
22日、クラチエ州保健部門代表のChhneang Sovutha氏は被害者がライスワインに含まれるメタノールが原因で食中毒に罹り、また死亡したことが判明したと述べた。
同氏は「村人はワイスワインをわずかな量しか飲んでいないのにもかかわらず、100人近くが食中毒に罹り、5人が死亡した。このことからワイスワインのメタノール混入度がかなり高かったことが分かる」と語った。
また、同氏は村人に対しワインを飲む際、特に葬儀やお祭りで飲む際には注意するように呼びかけ、「村人は式典やゲストを招く際に大量のワインを提供する習慣があるが、これは危険だ。私は村人にライスワインの過剰摂取の危険性を警告した」と続けた。
7月、地方で村人がライスワインに含まれていたメタノールを摂取し3人が死亡、62人が病院に搬送される事件が発生している。
5月には、クラチエ州Chetr Borei地区で同じくメタノールを摂取して13人が死亡している。
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