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<最高裁判所による決定でアルコール飲料の広告禁止となった(KT/Chor Sokuntheaより)>
カンボジア情報省は広告会社に対し、5月の仏誕節と2月の万仏祭期間にアルコール飲料の広告放映を延期するよう要請する文書を発行した。
Khieu Kanharith情報大臣は4月30日に発行した文書のなかで、仏誕節と万仏祭は宗教的な祝日であり、アルコール飲料の広告を放映を一時的に中止するべきだと述べている。
同情報大臣は「仏教を国教としているカンボジアでは、仏誕節と万仏祭の期間にすべての広告主がアルコール飲料の広告放映を中止しなくてはならない」と語った。
さらに、同情報大臣は産業・手工業省に対し、消費者にアルコール飲料を飲む責任を考えさせるため「飲んだら乗らない」のような警告文をアルコール飲料のラベルに追加を要請する書簡を送った。
今回の書簡は4月25日に開催された最高裁判所と情報省のアルコール飲料の広告に関する会談に基づいているという。
2日、産業・手工業省広報担当のUm Sotha氏はまだ情報省からの書簡は見ていないが、産業・手工業省もアルコール飲料の広告に関する決定を待っていると述べた。
Sotha氏は「書簡は産業・手工業省に提出されていると見られており、要請の回答をする前に内容を確認する必要がある」と続けた。
また、アルコール飲料の警告文ラベルに関しては、飲酒運転の危険性だけでなく、アルコール消費の危険性も訴えるものにすると強調した。
Sotha氏は「警告文をラベルに追加することで、消費者がアルコール飲料を購入する際にアルコールの危険性を訴えることができる。また、アルコールの過剰摂取を抑制したり、アルコール消費を控えさせたりすることも期待されている」と続けた。
2日、カンボジア健康運動(CMH)責任者のMom Kong氏は情報省によるアルコール飲料の悪影響を国民に伝えようとする努力を賞賛した。
Kong氏は、アルコール飲料消費によるリスクを減少させるためには、政府がアルコール飲料の販売や広告を規制する制限を設けるべきだと語った。
「アルコール消費を減少させるためには一つの省からだけでは不十分で、アルコール飲料の広告の制限や禁止などを行う関係省庁も協力するべきだ。広告は国民のアルコール飲料消費や未成年者への飲酒を促進している」と続けた。
出典:KHMER TIMES
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