カンボジア、観光したい国トップ20にランクイン

カンボジア、観光したい国トップ20にランクイン
2019年10月17日 00時00分 公開
カンボジア、観光したい国トップ20にランクイン

<カンボジアで最も重要な観光地であるアンコールワットを訪れる観光客の様子(写真提供:KT/Chor Sokunthea)>


今年はカンボジアと国内観光業において良い年となっている。


カンボジアの観光競争力が向上してから1ヶ月も立たないうちに、カンボジアの観光業に大きな賞賛が与えられた。旅行・観光競争力レポート(TTCI)で、カンボジアは昨年の101位から3つ順位をあげ、98位となった。


また、先週、権威あるアメリカ大手出版社コンデナスト社が出版する旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler)」の2020年に世界で訪問すべき国ランキングトップ20にカンボジアがランクインした。昨年はカンボジアはランク外であった。


2020年のランキングは東南アジア諸国が上位を独占し、インドネシアが1位、タイが2位、フィリピンが8位、ベトナムが10位という結果になった。


東南アジア諸国以外では、ポルトガル(3位)、スリランカ(4位)、南アフリカ(5位)、ペルー(6位)、ギリシャ(7位)、イタリア(9位)、トルコ(11位)、日本(12位)、メキシコ(13位)、タンザニア(14位) 、イスラエル(15位)、コロンビア(16位)、ニュージーランド(17位)、アイルランド(18位)、クロアチア(20位)がそれぞれトップ20にランクインした。


ランキングは同紙が世界各国のホテル、クルーズライン、都市、リゾートやその他の項目に関して、60万人の読者にアンケートを実施した結果をもとに作成されている。


今回のランクインはカンボジアが戦争の痛ましい歴史から観光に向かない国というイメージを払拭してきていることを示している。長年、カンボジアの地雷のイメージは少数の冒険心あふれる旅行者しか惹きつけなかった。


カンボジアにおける観光産業の発展と、海外への多様な取り組みが身を結んだ結果と言える。

 

これまで世界的に有名なアンコールワットでの誘致が主流だったが、カンボジアではビーチとエコツーリズムによる誘致の可能性を探り始めている。


近年、シアヌークビル州、ココン州、カンポット州、ケップ州や海岸線の島々におけるビーチの開発が行われてきた。また、カンボジアのエコツーリズムを開発するプロジェクトもココン州やポーサット州、カンポット州、コンポンスプー州で行われている。


先週開催されたカンボジアの旅行博「第3回カンボジアトラベルマート」の開会式ではThong Khon観光大臣が「観光において、カンボジアは東南アジア地域の中で現在最も良い投資条件にある」と話した。


2018年にカンボジアに訪れた外国人観光客数は620万人で、今年は670万人、2020年には700万人に及ぶと期待されている。

 

出典:KHMER TIMES

 

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