新型コロナウイルス感染拡大の恐れからアジア各国に入港を拒否され、2月13日にカンボジアのシアヌークビルに寄港したクルーズ船「ウエステルダム」が25日、シアヌークビルを出港するとカンボジアの港湾局が明らかにした。
生活に必要な水を処理するため、推定747人の乗員を乗せたクルーズ船は数時間港を離れたと港湾局は発表した。
港湾局によると、現在、クルーズ船はシアヌークビルの港に戻って来ており、25日に出港する予定だという。次の着岸場所は議論されているが、アラスカのアンカレジに入港する見込みだ。
ウエステルダムを運行するホーランドアメリカ社は、21日の声明でクルーズが予定通り入港できない恐れがあるとして、3月と4月にアジアで運行される4つのクルーズをキャンセルすると発表した。
ウエステルダムは、新型コロナウイルス感染者が確認されていなかったにも関わらず、シアヌークビルに入港する前に5つの港に入港を拒否されたとして世界的なニュースとなった。
シアヌークビルに入港する際には、カンボジアの医療チーム、アメリカ疾病予防管理センター、世界保健機関(WHO)がクルーズ船に向かい、発熱や腹痛の症状を訴える乗客20人分の検体を採取して検査を行い、新型コロナウイルスの感染は確認されなかった。
しかし、下船後に渡航先のクアラルンプールでアメリカ人女性の感染が確認された。
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