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ハリウッドの大ヒット映画「Kingsman : The Golden Circle」は、映画に出てくるシーンの一部が、カンボジアの地元の人には受け入れられないネガティブな描写だとして、上映が禁止されるだろう。
映画は英国の秘密スパイ組織を描写しており、米国の組織とともに麻薬の秘密基地を見つけるという物語で、その悪党の秘密基地がカンボジアにあるという設定だ。CGで合成されたジャングルに囲まれた寺院を背景に壮絶な対決が繰り広げられるという。
文化芸術映画省のボラク副議長はインタビューで、Kingsmanの上映を禁止する決定が先週行われたと述べた。
「映画にはいくつかの問題が見つかった。世界を敵に回すテロリストの拠点として、カンボジアの土地、寺院が使用されていた。」
ボラク氏は、寺院の場所や名前が明記されていないことに留意しながらも、劇中の場面がカンボジアの有名な寺院に似ていると主張した。
懸念される主要なポイントは、架空の悪役たちが薬物を生産する拠点としての描写が、明確にカンボジアを想定されている点だという。
一方でボラク氏は、カンボジアで上映が禁じられるハリウッド作品は今作品が初めてではないが、他の映画とは違って、過度の暴力やセクシュアリティの描写には不快感はなかったと述べた。
上映の禁止は国内の映画館、DVDの販売に適用されるが、ボラク氏はYouTubeやFacebookによってカンボジアに流入することまでは防げないとコメントした。
映画の上映権を購入したカンボジアの映画会社のシモン氏は、同省の決定に異論を呈した。
「今回のような上映禁止の決定は映画業界にとって良くない。映画関係者は非常にがっかりした。」
映画関係者のサイ氏も、当局があまりにも敏感だったというシモン氏の意見に同意を示した。
「自国の大統領を冗談にしている他の国々を見てください。」と同氏は述べた。フィルムに与えられた暴露がたとえ否定的であっても、王国への収入源をもたらす可能性があると付け加えた。
「映画業界がもっと開かれれば、カンボジアの映画を上映する世界的な企業が増え、政府はより多くの収入を得ることができるかもしれない」
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映画Kingsman予告編 : https://www.youtube.com/
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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