おすすめのプロモーション


今年はじめ、国家機関のロゴと酷似しているために突如銀行のロゴの変更を命じられた金融機関は、顧客に新しい銀行カードを無料で発行し始めている。
カンボジア最大の商業銀行であるアクレダ銀行は、月曜日から新しい銀行カードを受け取ることができると公表した。
ATM、デビットカード、クレジットカードには新しい銀行のロゴが入っており、古いカードの磁気チップから、より安全なICチップに置き換えられるなど、技術向上が図られたという。
2月の閣僚会議で、アクレダ銀行が23年前から使用していた神話の鳥のロゴは経済貿易省のロゴと酷似しているため、民間銀行であるアクレダ銀行が国有機関であり、さらにその債務を政府が負担していると、消費者が誤って認識してしまう可能があるので、アクレダ銀行に対しロゴの変更を命じた。
一方、資産の面でカンボジア最大のマイクロファイナンス機関であるプラサック・マイクロファイナンスは、古い銀行カードと引き換えに新しい銀行カードを受け取れるようになれば、顧客に対し即刻通知すると発表した。
フンセン首相はプラサック・マイクロファイナンスに対し、リエル通貨のシンボルと中央銀行のロゴに酷似したロゴを直ちに取りやめなければ、金融機関のライセンスを剥奪すると発表した。
銀行はすでに全国の支店でロゴの変更に取り掛かっていた。
サタパナ銀行は、直接指定されてはいないが、警察や税務総局のロゴと類似しているため、ロゴから金のライオンを取り除いた。
アクレダ銀行のインチャンニー会長は、1年以内に古いロゴの銀行カード約80万枚を新しいカードに移行することを目指していると述べた。
アクレダ銀行の場合、既存の顧客は新しいカードの発行料金はかからない。しかし、6月26日以降に口座開設を申請する新規顧客に対しては、新規顧客がいつも支払うのと同じ料金を課す予定だ。
チャンニー氏によると、無料での交换期限は特に定めず、交換に来ない顧客のカードを無効にすることはないという。
「口座が無効化されることはない。顧客は今後も古いカードを使用することができる。顧客が銀行に来店して、ローンや預金などの銀行サービスを利用する際に、カードを変更するようアドバイスするだけだ。」とコメントした。
しかしセキュリティ上の理由で、新しいカードの郵送での受け渡しは行わないという。
「顧客の身元を確認し、新しいカードに正確に情報を切り替えられるよう、カードを事前に発行して取り置いておくことはできない。」と説明した。
チャンニー氏は銀行が新しいカードを発行するためにどれくらいの予算がかかるかについては言及しなかったが、アクレダ銀行のロゴの変更に関連する総費用は350万ドル相当になるという。
プラサックの副社長兼マーケティング部長であるセイ・ソニー氏は、新しい銀行カードの発行を予定しており、ソーシャルメディアもしくは電話を通じて85,000人のカード会員に対し直接通知する意向だ。
「新しいロゴのカードはすでに発注されている。海外で製造されているため、今はその配達を待っている。」と述べ、新しいカードは無料で発行されると付け加えた。
ソニー氏は、プラサックがロゴの変更に100万ドルを確保していることを再確認した。また新しい銀行カードの発行には1枚あたり約1ドルかかり、総額は約85,000ドルになると述べた。
「新しいカードへの切り替えをできるだけ早急に行いたい。今年の第4四半期末までに完了することを願っている。」
ソニー氏はまた、プラサックが新しいカードを受け取っていない顧客の口座や銀行カードを無効にすることはないことを保証した。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
