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<写真:Khmer Times>
カンボジアとベトナムは、経済連携をさらに強化する方針を確認し、今後数年以内に二国間貿易額を200億ドルに引き上げる目標を掲げた。
この方針は、7月16日にホーチミン市で開催された「ベトナム・カンボジア・ビジネス連携会議2025」において明らかにされたものである。
会議には、両国の商業省、商工会議所、企業経営者ら200人以上が出席した。
カンボジア側からは、カンボジア商業会議所(CCC)会頭であり、ASEANビジネス諮問会議カンボジア代表も務めるキット・メン氏が代表団を率いて参加した。
メン氏は、ベトナムがカンボジアにとって主要な外国投資国の1つであり、これまでに200件超、総額約30億ドルに及ぶ投資が行われてきたと説明した。
投資対象は農業、通信、金融、食品加工、鉱業、航空、観光など多岐にわたり、経済多角化を進めるカンボジアにとって、ベトナム企業の進出余地はさらに広がっているとの認識を示した。
また、ベトナム・カンボジア企業連盟協会(VCBA)の会長レン・リティ氏も、両国政府の協調によって貿易と投資の勢いは今後も継続すると述べた上で、越境企業間の協力強化の重要性を訴えた。
さらに、カンボジア企業によるベトナム市場への進出が促進されることへの期待も示した。
2024年における両国の貿易額は100億ドルを超え、前年比53.34%の大幅な増加を記録した。
2025年上半期においても、貿易額は43億4000万ドルに達し、前年同期比7.2%の成長を見せている。
内訳としては、カンボジアの輸出が21億9000万ドル、輸入が21億4000万ドルとなっている。
両国関係者は、貿易円滑化措置や投資促進策、企業間の連携強化を通じて、200億ドルという目標の達成は現実的であるとの認識を共有している。
カンボジアとベトナムは、ASEAN域内における持続可能な経済成長と地域統合を見据え、経済パートナーシップを新たな段階へと進めている。
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