世界銀行からの融資で国道4号線大規模改修へ

世界銀行からの融資で国道4号線大規模改修へ
2018年06月24日 00時00分 公開
世界銀行からの融資で国道4号線大規模改修へ


世界銀行(World Bank)はカンボジアに無利子で1億1千万ドル(約120億円)を融資し、プノンペンと海岸を結ぶ国道の改修工事を支援すると発表した。

今回のプロジェクトは、先週、同銀行とカンボジア政府の間で今回の合意されたもので、道路資産管理プロジェクトと呼ばれる。国道4号線におけるプロジェクトでカンボジアは治安や豪雨への対策の改善を図ることができ、また緊急事態の際の移動しやすくなることが期待されている。

プノンペンとpreah sihanouk州の海岸を結ぶ国道4号線はカンボジア有数の重要な経済拠点や農業地帯であるため、交通量がとても多い。

今回のプロジェクトで国道4号線の200キロ以上に及ぶ区間でアスファルトが新しくなり、排水処理設備も改修される。これにより洪水の発生を防ぐことが期待されている。また、橋も新たに作られる見込みだ。

国道4号線の過剰積載による路面の劣化も懸念されており、今回あわせて改修される。道路上の安全は乗り物のスピード制限や道路の耐久力などの安全性、道路標識、太陽光ライト、乗り物のスピードを監視するカメラの利用によって保たれる。

今回のプロジェクトの管理当局のPheng Sovicheano代表は「カンボジアの経済発展は国道4号線にかかっていると言っても過言ではない。国道4号線は首都と水資源が豊かなシアヌークビル州を結ぶ唯一の国道なのだから」と述べた。

また、同氏は「国道4号線の整備はビジネスにおけるコスト削減にもつながる。移動時間の短縮、物流コストの削減によりカンボジア経済は一層発展することになり、近隣諸国と多くの分野で競うことができるようになるはずだ」と続けた。

世界銀行のInguna Dobrajaマネージャーは「カンボジアのインフラは近隣諸国と比較しても整っているとは言えない。インフラが整っていないことが経済成長の障壁になっている。インフラ整備を行うことでカンボジア経済の発展に与することができるだろう」と語った。

今年2月、既にSun Chanthol運輸大臣は「世界銀行から1億ドル(約110億円)の融資を受け国道4号線を改修する」と発表している。

出典:KhmerTimes

関連記事
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories