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17日、ストゥントレン州に位置するカンボジア最大の水力発電ダムとなるLower Sesan IIダムは、4年の建設工事を経て公式に稼働を開始した。
同ダムは中国企業のHydrolancang International Energy社が51%の株式、カンボジア企業のRoyal Groupが39%の株式、ベトナム企業のEVNI社が10%の株式を所有しているという。
今回の同ダムへの投資額は約8億ドル(約880億円)に上る。
フン・セン首相は、Lower Sesan IIダムはカンボジア最大の水力発電ダムだと述べた。今回のダム竣工で、国内で増加し続けている消費高に対応し、電気代を抑えることが期待されているという。
首相は「我々はLower Sesan IIダムが稼働を開始することをとても誇りに思っている。今回のプロジェクトは中国企業やカンボジア企業、ベトナム企業による合同出資で行われた。また、今回はカンボジア人投資家のOknha Kith Meng氏が投資する初の水力発電ダムだ」と語った。
今回投資を行なった中国企業であるHydrolancang International Energy社の代表は、今回のダムは中国が推進する一帯一路政策の一環でもあると述べた。
同代表はダムの稼働開始セレモニーで「Sesan IIダムが稼働を開始することで、カンボジアの発電部門はより発展するだろう。また、同時に中国による一帯一路政策の一環ともなる」と語った。
「Sesan IIダムは政府によるサポートも含む、カンボジア国内最大ともいえる非常に重大なプロジェクトだった。2014年2月にプロジェクトは開始され、我々は様々な課題を乗り越えてきた」と続けた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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