カンボジアの税収、1〜7月は約23億1000万ドル

＜写真：Khmer Times＞

カンボジア租税総局（GDT）によると、2023年1月〜7月の税収は2023年国家予算法で定められた目標の64.76％に相当する約23億1000万ドル（約3358億4970万円）であった。

徴収額は7月だけで約2億4043万ドル（約349億5860万円）を記録しており、この金額は目標の6.73％に該当する。

2022年との比較では不動産所有権譲渡による印紙税収入や飲料製造業、不動産業、建設業からの税収はそれぞれ26.56％、11.16％、6.77％、2.4％の減少を示している。

また、税金の負債徴収は21.12％の減少となった。

同局長はこの結果を受けて2023年の税収徴収目標達成が期待できるとの見解を示している。

電子商取引部門からの税収は、同期間中に約4612万ドル（約67億290万円）を記録した。

同局長は世界経済の衰退やロシア・ウクライナ戦争危機が経済にリスクを生じさせることを懸念し、これが税収に影響を及ぼす可能性があると指摘する。

監査・会計・税務ソリューション会計事務所「Kプロフェッショナル・アカウンタンツ（KPA）」のマネージング・パートナーであるKun Darith氏は「税収が目標を達成できるかどうかは政府が実施する経済対策や政策によって大きく左右されるため、予断を許さない」と述べている。

また、同氏によると、世界経済には不確定要素が多いため、歳入目標の達成についてコメントするのは時期尚早である。

ラインでニュースを受信する