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<写真:Khmer Times>
カンボジアのノロドム・シハモニ国王が、新たに最高枢密院議員としてフン・セン元首相、ヘン・サムリン元国民議会議長、サー・ケン元内務大臣、ティー・バン元国防大臣、メン・サム・アン元国会関係監査大臣を任命したことが明らかとなった。
この人事発表は、フン・マネット政権下の新閣僚評議会の構成が国会で承認された後に行われたものである。
中心となるフン・セン氏は最高枢密院議長としての役職に就任することになり、ヘン・サムリン氏は名誉総裁として首相の地位も有する。サー・ケン氏、ティー・バン氏、メン・サム・アン氏の3人は副首相に相当する地位に就く。
フン・セン氏は先日、国民議会で行われた記者会見で「新世代のリーダーに道を譲る時が来た」と述べ、カンボジア人民党への国民の信頼を強調した。
また、同氏は自身の長い首相在任期間ついて言及し、首相交代は偶然ではなく2021年から計画されていたものであると明言していた。
同氏によると、新内閣は2030年までに中所得国の上位に、2050年までに高所得国になるという国の目標を達成するための指導力を持っている。
また、新政権がカンボジアを後発開発途上国からの脱却を果たし、同時に平和と政治的安定を維持することに自信を抱いているという。
一方、カンボジア人民党(CPP)のSok Eysan報道官は、反対派からの批判に応え、新枢密院が国王に圧力をかけるとの見解を否定し、「CPPは常に国王を尊敬しており、立憲君主制の維持と保護がCPPの主要な政策である」と述べている。
カンボジア王立アカデミー・国際関係研究所のKin Phea所長は、CPPの指導者らが互いの役職と責任を共有することは賢明であると指摘するとともに、フン・セン氏ら新枢密院のメンバーが国王にとって有益な助言をもたらすであろうとの見解を示した。
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