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<写真:Khmer Times>
フン・マネット首相は「新時代における未来を共有する中国・カンボジア共同体の構築に関する行動計画」の実施に合意するなど、2024年〜2028年の期間に関する多くの成果を挙げ、3日間の中国公式訪問を終了した。
同首相は上級代表団を率い、14日〜16日まで中国を公式訪問していた。
また、同首相は17日に南寧市で開催された第20回中国・ASEAN博覧会(CAEXPO)と中国・ASEANビジネス投資サミット(CABIS)に出席し、中国の李強首相をはじめとするASEAN首脳とともに挨拶を交わした。
中国滞在中、同首相は習近平国家主席や李首相、全国人民代表大会常務委員会の趙楽際委員長との会談前に中国の主要な実業家らとの会談も行っている。
15日に行われた習主席への表敬訪問で、両首脳は新しい時代における中国・カンボジア共同体の構築、国際的・地域的問題への関心、将来の中国・カンボジア関係の展望について深い議論を交わした。
フン・マネット内閣によれば、習主席との会談では両国の関係と協力のさらなる強化を確認したという。
習主席は温かな歓迎を示し、「カンボジアと中国の友情は“深く強い根を持つ巨大な木”のようであり、両国は緊密な関係から多大な利益を享受する」と述べ、フン・マネット氏の首相としての選出を祝し、カンボジアの新しい指導者のもとで両国の友情と連携がさらに発展すると続けた。
また、習主席は中国が今後もカンボジアの経済発展を支援する意向であり、フン・マネット首相の訪問が新しい時代の関係強化に寄与すると述べた。
フン・マネット首相は、エネルギーや食糧安全保障、投資などの分野での両国間の協力の重要性を強調し、中国に支援を要請するとともに、カンボジアからの農産物輸入に謝意を示している。
15日夜には北京の人民大会堂で李首相との会談を行い、李首相はフン・マネット首相の初の公式訪問を高く評価し、カンボジアと中国の関係の重要性や、過去10年での協力の成果を強調した。
フン・マネット首相は「一帯一路」への支持を再確認し、カンボジアが中国の様々なイニシアティブを支持し続ける意向であると伝えた。
内閣府の声明によれば、カンボジアは合意されたプロジェクトを順調に進行し、両国民の利益のための新しいプロジェクトを探求する意向である。
フン・マネット首相と李首相は、2024年〜2028年にかけてのカンボジアと中国の運命共同体構築に向けた行動計画に関する文書を含む15の覚書の調印式を行った。
両首相は地域的・国際的な枠組みでの相互支援を継続することを確認しており、フン・マネット首相は、中国側にエネルギー安全保障、インフラ、投資優遇措置、ダイヤモンド協力プロジェクトの実施、観光の復興と促進に関するより多岐にわたるプロジェクトの検討を要請した。
これに対応して、李首相はこれらのプロジェクトの実施を推進する意向を示し、その喜びを表明している。
また、趙委員長は15日の会談で、7月23日の総選挙における与党カンボジア人民党(CPP)の大勝と、フン・マネット氏のカンボジア首相就任を祝福した。
内閣府の情報によれば、趙委員長はフン・マネット首相の指導の下でのカンボジアの継続的な成長と発展に対し、中国が支援を続ける強い信念を表明したという。
また、趙委員長はカンボジアと中国の友好、連帯、協力が「人類運命共同体」の構築に貢献しており、両国がこの共同体構築からの恩恵を受けると語った。
フン・マネット首相は、新型コロナウイルスの危機を乗り越える中での中国からの支援に感謝の意を示した。
公式訪問の終了後、両国の共同声明が発表され、中国とカンボジアの関係の実質的な発展を双方が高く評価している旨、国交樹立65周年を記念する「中国・カンボジア友好年」行事の成果に対する評価、次世代への友好関係の継続についての強い意志を示す旨が伝えられた。
中国はカンボジアの国家主権、安全保障、発展の利益を断固として支持し、カンボジアの内政への外国の干渉には断固として反対すると再確認した。
両国は中国・カンボジア政府間調整委員会の役割を強化し、2024年〜2028年にかけての中国・カンボジア共同体の構築に関する行動計画の実施を推進することで合意している。
さらに、両国は軍事の分野における協力の深化を目指し、合同演習や訓練など、実際的な協力を進める方針であることが伝えられた。
南シナ海に関しては、中国とASEAN加盟国の共同努力により、問題の平和的解決を目指すという共同の立場を再確認した。
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