カンボジアの大気汚染、一部地域が中程度に到達

カンボジアの大気汚染、一部地域が中程度に到達
2026年02月20日(金)00時00分 公開
カンボジアの大気汚染、一部地域が中程度に到達

<写真:khmertimeskh.com>


カンボジア環境省は、国内の一部地域で大気汚染が「中程度」に達したとして、国民に対し健康管理の徹底と予防措置の実施を呼びかけた。


2月15~16日の最新の大気質報告によれば、バンテイメンチェイ州とコンポンチャム州で汚染度がオレンジ色(中程度)を示したほか、プレアビヒア州、プルサット州、シェムリアップ州では黄色(軽度)の汚染が確認された。


全国平均の微小粒子状物質(PM)濃度は1㎥当たり36.43μgであり、基準値の50μgを下回っている。全体としては良好な水準にあるものの、一部地域では注意を要する状況である。


同省は、せきや呼吸困難、目の刺激などの症状が現れた場合には外出を控えるように助言している。やむを得ず外出する際にはマスクの着用を推奨している。


また、基礎疾患のある人や、胸痛、不整脈、嘔吐、強い疲労感など重い症状がみられる場合には、速やかに医療機関を受診するように求めている。


大気汚染の主因については、車両の排ガスや工場からの排出物、建設現場の粉じん、道路由来の汚染など人為的活動が挙げられている。特に乾季には、農業廃棄物やわら、森林、草地、ごみ、プラスチックの焼却を中止するよう呼びかけている。


同省報道官は、現時点で緊急事態レベルには至っていないと説明する一方、引き続き警戒が必要であるとの認識を示した。大気質に関する情報は、同省の公式サイトやアプリ、交流サイト(SNS)で公表している。


国内には、衛星観測機器や移動式装置を含む59カ所の観測所が設置されている。


一方、環境団体「マザーネイチャー・カンボジア」は声明を発表し、森林破壊や水質汚染、都市部における緑地の減少など環境悪化への懸念を表明した。


また、大規模企業に対する排出規制の実効性や、政府の長期的対策の透明性に疑問を呈し、抜本的な対応を求めている。

 

 

 

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