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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア国立銀行およびカンボジア開発評議会の発表によれば、2025年に同国が受け入れた外国直接投資(FDI)は前年比16%増の51億ドルとなり、前年の44億ドルから着実に拡大した。
世界経済の減速や地政学的緊張、主要国による金融引き締めが続く厳しい外部環境下においても、安定した伸びを維持した格好である。
国別では中国が37億6000万ドルと全体の73.7%を占め、最大の投資国としての地位を一段と強化した。投資は輸出志向型の製造業を中心に拡大しており、衣料品、電子機器の組立、機械部品、軽工業分野などが主な受け皿となった。
これは、カンボジアが域内サプライチェーンにおいて果たす役割の高まりを示すものである。
中国に次ぐ投資国はシンガポールで、3億4700万ドル(構成比6.8%)であった。以下、カナダが2億3000万ドル(同4.5%)、マレーシアが1億7400万ドル(同3.4%)、韓国が1億6500万ドル(同3.2%)と続いた。
中国の存在感は依然として大きいものの、投資元の多様化も一定程度進展していることが確認された。
分野別では製造業が全体の68.1%を占め、輸出拡大戦略の中核を担った。金融分野は11.9%で、銀行やマイクロファイナンス機関の拡充が背景にある。
建設は6.1%、エネルギーは3.5%と、産業成長を下支えするインフラ関連投資も継続した。農業は2.7%、宿泊業は2.2%、不動産は2.0%であった。
経済専門家のドゥッチ・ダリン氏は、FDIの増加はマクロ経済の安定性や開放的な投資政策、各種改革に対する国内外投資家の信認を示すものであると指摘する。
多様な直接投資は産業の高度化や輸出構造の多角化、技術移転、雇用創出を促進し、持続的成長と生活水準の向上につながるとの見方を示した。
今回の統計は、カンボジアが投資環境の整備と国際競争力の強化を進める中で、引き続き外国資本を呼び込む力を維持していることを裏付けるものである。
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