NGO、2028年までにプノンペンでゴミのない河川目指す

NGO、2028年までにプノンペンでゴミのない河川目指す
2023年09月19日 14時48分 公開
NGO、2028年までにプノンペンでゴミのない河川目指す

<写真:Khmer Times>

 

非営利団体「オーシャン・クリーンアップ(ROC)」は、16日に開催された第6回ワールドクリーンアップデーにおいて、2028年までにプノンペンの河川からゴミをなくすとの意向を示した。

 

ワールドクリーンアップデーは毎年9月16日に行われるイベントであり、ROCはこの日に清掃キャンペーンを展開し、多くの国で活動を行った。

 

ROCのNou Sovann事務局長によると、同団体のボランティアはプノンペン都内のトンレバサック川、トンレサップ川、メコン川などの河川から固形廃棄物を除去する活動に尽力しているという。

 

同団体は100人以上のボランティアで運営されており、毎日ゴミを回収している。10月には川沿いのゴミを効率よく回収するため、新しいゴミボートを導入する予定である。

 

しかし、同事務局長はプノンペンの河川清掃計画に関する課題が存在することを明らかにしており、同地域内で目標を達成するためには民間企業の資金援助が欠かせないことを指摘する。

 

同事務局長によると、ROCは民間企業6社からゴミ収集に関する資材や機材の提供を受けているが、資金的な課題に直面しているという。

 

また、同事務局長は市民に対して川へゴミを投棄することはやめ、ゴミ箱を正しく使用するように訴えた。

 

プノンペン都のHuot Hay副知事によると、ワールドクリーンアップデーは、人々に環境保護の重要性を訴え、固形廃棄物の適切な管理に関する意識を高めるための機会である。

 

観光産業のマネージング・ディレクターを務めるAing Sovannaroth氏は、カンボジアにより多くの観光客を迎え入れるためには、国全体の清潔さと整頓が必要だとして、その実現に向けた取り組みを強調した。

 

プノンペン首都管理局の報告によれば、プノンペン都内では毎日約3500トンのゴミが排出されており、特に祭りの時期には排出量が約4000トンに増加する。

 

現地でゴミ収集に力を入れている主要な企業には、Cintri Cambodia社、800 Super-Gaea Cambodia社、Mizuda Sanitation Cambodia社の3社が挙げられる。

 

 

 

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