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<写真:gamblingnews.com>
カンボジアの労働運動組合の代表者の1人であるモーム・リシー氏が、Facebookでの投稿を理由にプノンペン裁判所によって18か月の実刑判決を受けた。
リシー氏はカジノの従業員の扱いについて批判的な内容を投稿していた。
リシー氏はカンボジア観光サービス労働連合(CTSWF)の会長およびカンボジア労働連盟(CLC)の副会長を務めており、「扇動」と「司法決定の信用失墜」の罪で告発された。
この告発の背景には、2022年2月24日のFacebook投稿があり、リシー氏はジンベイ第2カジノの女性従業員、モーム・スレイリーク氏の逮捕について懸念を表明し、拘留される正当性を問い、司法手続きの透明性を求めていた。
これにより、リシー氏は中国系企業のジンベイグループから告訴された。
長期にわたる法的手続きの後、リシー氏は2024年5月7日にCLCの事務所の外で逮捕された。スケジュールの都合によりリシー氏は聴聞会に出席できず、判決は同氏が不在のまま言い渡されたという。
カンボジアの人権団体は判決を強く非難しており、人権団体リカドーをはじめとする団体は、この判決が労働組合を脅かし、その活動を阻害する試みであるとしている。
この事件は、カンボジアでの活動家や組合リーダーに対する広範な弾圧の一環とされている。リシー氏の逮捕の数日前には、カンボジア最高裁判所が、ナガワールドカジノでストライキを組織した労働組合員チム・シーター氏を含む数名の判決を確定した。
カンボジアは、このような活動が民主的な国家としての評判を損ない、基本的な自由を侵害していると批判されている。カンボジア政府は法を遵守していると述べているが、政治的動機による起訴や司法の嫌がらせの疑いが依然として指摘されている。
この背景のもと、リシー氏の逮捕と実刑判決に対し、他の組合リーダーや活動家たちは同氏の釈放を訴えており、この事件が労働運動の労働者の権利を擁護する能力を脅かすものと見ている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。