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<写真:Khmer Times>
東京を拠点とするスタートアップ企業、ワンダーファイ株式会社が、カンボジアに日本式幼稚園を開設した。同国では教師不足が深刻化しており、今回の開園が注目を集めている。
同社は、幼児向けの認知発達アプリで知られ、150カ国以上で300万人以上のユーザーに利用されている。
同社はカンボジアの首都プノンペンに幼稚園を開設し、将来的には国内全土への展開も計画しているという。
7月に行われた開園式では、同社のチーフ・クリエイティブ・オフィサーである川島慶氏が、ゲームを用いた授業を提供することを発表し、カンボジアの政府関係者からも高く評価されている。
カンボジアの教育システムは、クメール・ルージュ政権による知識人や教育者の大量虐殺の影響で長らく困難を抱えており、幼児教育に関しても課題が残っている。
同国教育省の幼児教育局副局長であるプラック・コーサル氏によれば、国内には幼稚園教諭を養成する公的機関が1つしかなく、5歳児の約65%しか就学前教育を受けていない状況であるという。
同社の現地法人を率いる渡邉大貴氏によると、専門的な訓練を受けていない住民が教師を務める地域もある。
同幼稚園は、日本の松山市に拠点を置く保育サービスプロバイダー、株式会社マミーズファミリーとの提携で運営されており、日本での幼児教育経験を持つ園長が指導に当たる。
24年3月以降、日本人を含む2歳〜6歳までの約40人の子どもたちが入園しており、授業は主に英語で行われているが、日本語のレッスンやアプリを活用した学習教材も提供されている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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