プノンペン北部で洪水、多くの住宅や寺院が浸水

プノンペン北部で洪水、多くの住宅や寺院が浸水
2024年10月09日(水)00時00分 公開
プノンペン北部で洪水、多くの住宅や寺院が浸水

<写真:Khmer Times>

 

プノンペン市のルセイケオ地区およびセンソック地区に設置された排水ポンプは、依然として運河の氾濫や道路や住宅の浸水を完全に防ぐことが不可能な状況である。

 

プノンペン市北部で洪水が発生し、ルセイケオ地区およびセンソック地区に設置された排水ポンプは、依然として運河の氾濫や道路や住宅の浸水を完全に防ぐことが不可能な状況である。

 

特にメコン川やバサック川の水位上昇と最近の豪雨が影響を与えている。

 

トオルサンケー区コミューン長のリーチ・ファ・ヴォウン氏によると、6つの村に住む数百世帯が浸水しており、一部の住民は移動や商業活動に支障をきたしている。

 

同氏は「2024年はこれまで洪水の影響を受けていなかったが、今では住宅や一部の寺院も浸水している」と語った。

 

プノンペン市庁はルセイケオ地区長と協力し、トゥオルサンケー区に大型ポンプ4台と小型ポンプを設置して浸水被害を緩和しようとしているが、豪雨が続く中での対応が難航している。

 

また、ルセイケオ地区長のチン・ブントゥン氏は、10月7日午後、9kmポンプステーションにて現場の視察を行い、区の統一司令部を率いて水の排出を促進するための措置を講じた。

 

また、ルセイケオ地区長のチン・ブントゥン氏は7日午後、9kmポンプステーションにて現場の視察を行い、区の統一司令部を率いて水の排出を促進するための措置を講じた。

 

さらに、洪水の影響を受けた地域の道路や住宅を点検した上で、水位の常時監視を指示し、緊急時に即座に対応可能な体制を整えるように求めた。

 

同ポンプステーションの排水作業の担当技師によると、豪雨によって水量がポンプの排水能力を超過した状態となっている。

 

同技師は、洪水が発生する前から5日間にわたってポンプを稼働させていたが、雨が続く中での排水作業は困難を極めているという。

 

同技師は洪水発生前から5日間にわたってポンプを稼働させていたが、雨が続く中での排水作業は困難を極めているという。

 

さらに、トゥオルサンケー区にある道路沿いで商売を営むドーン・ソク・ヘン氏によると、約6kmにわたる道路が冠水し、交通や商業活動が大きく妨げられている。

 

ファッションデザイナーであるソク・ヘン氏は「このまま洪水が続くと、布地やミシンが損傷する恐れがあるため、ビジネスを再開できない」と懸念を示した。

 

同氏は「ルセイケオ地区の当局が迅速に対策を講じなければ、これ以上商売を続けることは難しい」と述べ、同様の理由で営業を停止している店舗が他にも存在することを付け加えた。

 

 

 

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