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<写真:Khmer Times>
カンボジア伝統のスカーフ「クロマー」が、パラグアイのアスンシオンで開催された第19回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において、無形文化遺産代表リストに登録された。
カンボジアのフン・マネット首相はこれを受けて声明を発表し、「第7期王立政府にとってまた1つの誇りとなる成果であり、カンボジア国民全体の誇りでもある」と述べた。
同首相は、クラマーの登録は将来の世代のためにその価値を保護・保存し、高めるという責務を国内外のコミュニティに課すものであると強調した。
さらに同首相は、国王夫妻が国の文化遺産、特に無形文化遺産の保護に尽力する政府の努力を支援してきたことに対し、深い感謝の意を示した。
また、文化芸術省や国内外の専門家、クロマー織りの職人コミュニティ、地方自治体の協力が登録成功の鍵となったことを評価したという。
クロマーはカンボジアの日常生活に欠かせない存在であり、乳児のハンモックや衣服、日差しよけ、儀式での使用など、多目的に利用されている。
この伝統が国民の生活に息づいていることも、同首相は称賛した。
文化芸術省によると、クロマーは「生まれてから死ぬまで、カンボジア人の生活に深く根ざした存在であり、国民のアイデンティティと貴重な遺産を象徴する」と説明されている。
カンボジアはこれまで、無形文化遺産リストに6件、世界記憶遺産に3件、有形文化遺産リストに4件を登録しており、先祖から受け継いだ文化遺産の保存に注力している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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