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<写真:Khmer Times>
カンボジアのフン・マネット首相は、2025年のクメール正月に合わせて、シェムリアップで大規模な「アンコール・サンクランタ」イベントを開催することを正式に発表した。
観光客の誘致とカンボジアの文化遺産の魅力を世界に発信することを目的としている。
クメール正月は4月14日から16日の3日間にわたり、伝統的な文化公演、宗教儀式、エンターテインメントなど、カンボジアの豊かな文化遺産を紹介する多彩なプログラムが予定されている。
フン・マネット首相はカンボジア青年連盟(UYFC)の若者たちに対し、イベントへの積極的な参加を呼びかけ、観光促進の役割を担うように求めた。
UYFCのフン・マニー会長とプラク・ソポーン・シェムリアップ州知事は1月、アンコールワットや王立独立庭園を含む主要会場を視察し、準備を進めている。
UYFCによれば、2025年のアンコール・サンクランタでは、クメールの伝統を祝う大規模な文化展示が行われ、国内外の観光客にカンボジア文化の魅力を体験してもらうことを目指している。
シェムリアップ州当局はイベントのプロモーション活動を強化するため、ホテル、ゲストハウス、レストラン、観光ガイド協会、動画クリエイターらと会合を開催し、観光客の増加に備えたホスピタリティ業界の準備やプロモーション資料の作成が話し合われた。
主要なイベント会場はアンコールワットとシェムリアップ市内の特定エリアとなり、宗教儀式や各種イベントが行われる予定である。
シェムリアップ州のンゴヴ・セン・カック副知事は、観光サービスの価格抑制を強調し「ホテルやレストランの価格をアンコール・サンクランタ期間中に引き上げないよう要請する。観光客を温かく迎える環境を整えたい」と述べた。
また、エコツーリズム施設やリゾートに対しても、清潔で魅力的な観光地づくりを呼びかけた。
アンコール・サンクランタは2013年にUYFCが初めて企画し、若者と一般市民がクメール正月を祝うとともに、カンボジアの無形文化遺産を保存する目的で始まった。
クメール舞踊、伝統市場、地元の工芸品体験、さらには世界記録に挑戦するイベントなど、多彩なプログラムで国内外の観光客を魅了してきた。
前回のアンコール・サンクランタは2023年に開催され、10周年を記念して「最大規模のマディソンダンス」と「最大の人間のハート形成」の2つの世界記録を達成している。
今回のイベント復活により、カンボジアの文化観光のさらなる活性化が期待されている。
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