ホーチミン・プノンペン直結高速道路、早期整備を加速

ホーチミン・プノンペン直結高速道路、早期整備を加速
2026年02月17日(火)00時00分 公開
ホーチミン・プノンペン直結高速道路、早期整備を加速

<写真:khmertimeskh.com>

 

ベトナム政府は、ホーチミン市とカンボジアの首都プノンペンを結ぶ高速道路の一体的整備に向けた取り組みを加速している。両国間の貿易拡大と経済関係の深化を背景に、国境を越えた物流効率の向上を図る狙いである。


計画では、建設中のホーチミン市―モクバイ間高速道路と、カンボジア側のプノンペン―バベット間高速道路を段階的に接続する方針である。第1段階では、ベトナム側高速道路の開通後、既存のバベット・モクバイ国境検問所を活用して通行を可能とし、現在の税関インフラを通じて車両と貨物の往来を確保する。これと並行して、技術面および法的手続きの調整を進める計画である。


第2段階では、国境標識170番付近に専用の高速道路連絡路を新設する構想である。貨物通関ルートと整合させた直結方式を採用し、一般道への迂回を不要とすることで移動時間を大幅に短縮する考えである。


ベトナム側のホーチミン市―モクバイ間高速道路は全長約51キロメートルで、市内の環状3号線を起点とし、モクバイ国境検問所の手前約5キロ地点までを結ぶ。総事業費は約7億5500万ドルで、BOT(建設・運営・譲渡)方式による官民連携事業として実施する。2027年末までの完成を目指している。


一方、カンボジア側のプノンペン―バベット間高速道路は総延長約135kmで、2023年6月に着工した。中国の中国路橋工程が約13億ドルを投じ、50年間の運営権を伴うBOT方式で整備する。


2027年の完成を見込むが、現時点ではベトナム国境の約10~15km手前で工事が止まっており、最終的な接続合意を待つ段階にある。本事業は中国の「一帯一路」構想の一環であり、シアヌークビルとプノンペンを結ぶ既存高速道路に続く国内2例目の高速道路となる見通しである。


現在、両都市間の移動はカンボジア国道1号線およびベトナム国道22号線に依存しており、慢性的な渋滞が課題となっている。


貿易面では、ベトナムは米国に次ぐカンボジア第2位の輸出先である。2026年1月の対ベトナム輸出額は約3億3700万ドルで全体の11.6%を占め、前年同月比21.1%増と大きく伸長している。高速道路の直結が実現すれば、物流コストの削減と域内連結性の向上が期待される。

 

 

 

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