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政府は自動車部品技術関連企業であるボッシュ社と協力し、カンボジアの自動車の安全性を向上させる姿勢だ。
公共事業運輸省は、アンチロックブレーキシステム(ABS)や電子制御ブレーキシステム(EBS)などの新製品の導入について同社と提携すると表明した。
2016年ボッシュ社の自動車流通部門は、成長の著しいカンボジアの自動車市場において、同社は全体的な成長を牽引してきた存在だ。
公共事業運輸省によると、カンボジアの自動車登録数は2016年には370万台に達し、前年比で16%増加した。
カンボジア、ラオス、ミャンマーにおけるボッシュ支社の取締役社長であるアンドレ・デ・ジョン氏は、同社は新技術と交通安全への課題解決を通して政府を支援することができる立場にあると語った。
「カンボジアでは法律や道路安全規制は施行されていない。私は運輸省のスンチャントール氏に手を差し伸べるつもりだ。彼はこの国に世界レベルの道路安全規制とシステムを導入したいと考えているはずである。」とデ・ジョン氏は付け加えた。
マレーシアではすでに、2018年6月までに全ての乗用車に電子安定制御システムを搭載するという法律が制定されている。
「約7%の安定した経済成長のおかげで、カンボジアはボッシュ社にとって今後も東南アジアにおける重要な成長が期待される市場となるだろう。特に自動車分野や建設分野には期待が大きい。」とデ・ジョン氏は述べた。
「カンボジアの自動車情勢は、自動車メーカーとモデルの数の面で多様化している。」
同氏は、カンボジアの製品範囲を拡大することでこの傾向に対応するとコメントした。
また、「公共事業運輸省のトラックの安全性を向上させる取り組みの強化と並行して、我々は装置や部品の販路を広げるため、投資を拡大している。」と付け加えた。
カンボジアでは、死亡する原因や傷害の主要原因が交通事故によるもので、昨年には1,700人の死亡者と6,600人の負傷者が出たという。
国道安全委員会は3月、新交通法の厳格な施行に伴い、今年の第1四半期の交通事故件数が1,002件から887件となり、11%減少したと発表した。
それでもなお、車両の安全性を向上させ、運転者のモラルを高めるため、まだまだ取り組みが必要であるという見方をする人もいる。
道路安全研究所が昨年実施した調査では、350人の回答者のうち20%しか基本的な交通標識を理解できないことが判明した。
運輸省は、交通法の教育を学校のカリキュラムに導入するだけでなく、一般の人々の意識啓発キャンペーンによって自動車学校で教えきれない側面に対処しようとしているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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