カンボジア、警察による不法検問を取締りへ

カンボジア、警察による不法検問を取締りへ
2017年02月09日 00時00分 公開
カンボジア、警察による不法検問を取締りへ
 警察庁総司令官から、警察という立場を濫用し、違法に設置した検問所で人々から金を要求する警察官に対して、本部は法的措置を取るつもりだという声明を発表した。
この声明は2月6日に発表された。 ネス・サヴォエウン署長は、違法に設置された検問所について市民から不満の声が寄せられており、日々の市民の暮らしや政府による政策の思考に深刻な影響を及ぼしていると話した。
道路や水路にある違法な検問所を撤去するために警察庁は、警察が違法に権力を行使して市民の生活を妨げないよう、州警察当局の管理下で警察官を指導する予定だとしている。
行政的且つ法的な措置は、立場を利用し違法な検問を実施して金を奪った警察官に例外なく適用される。
サヴォエウン署長は違法な検問所が設置されているという訴えがあった場合、州警察及び首都を管轄する警察官は 警察庁への報告義務があるという。
また同氏は、こうした権力行使が行われていないか、当局は定期的に道路や水路を巡回する必要があると指示した。
幹部のサン・チェイ氏は以前から問題になっているこうした課題に対して、今回の取り決めは全く新しい規範となるだろうと述べている。
もし当局が監視を怠れば、この違法行為は解決されないままだろうという。続けて、違法に輸送しているトラックを見かけることもあるが、警察に賄賂を渡しているため、咎められることはない。通行者から金を要求するための検問所を設けることは、今や習慣のようになっていると語った。
一方、交通巡査部長のルン・ロス・ヴィアスナ氏は、一部の警察官だけが違法な検問所を設置していると主張した。
同紙によると、法的に認められる交通検問所は公的に認められた特定の場所に設置されており、複製できないロゴも設置されているという。合法的な検問所と違法な検問所の違いは明らかであり、互いの関連性もない。法によってこうした違法行為を罰していくべきであると述べた。
 
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