カンポット州の漁業関係者、ベトナム人に抗議

先週金曜日、何百人もの漁業関係者がカンポット地方会館の前に集まり、カンボジア水域へのベトナム漁船の侵入禁止、従来の不法漁業を厳重に取り締まりについて要請した。

漁師の代表のニークセン氏はクメールタイムズ紙に昨日、約400人の漁師が地方会館の前に集まり、長年にわたる問題の解決を当局に要請したと語った。

私たちは全ての地方当局に、我々漁師が直面している2つの問題を解決するよう依頼した。1つ目の問題は、カンボジア海域にベトナムの漁船が侵入することを防ぐこと。2つ目は、カンボジアの漁師が、他のエビにまで感電してしまう電気ショック装置を用いないこと。これは違法であるためだという。

セン氏は、違法な漁獲道具の使用であらゆる海洋生物が捕獲され、殺されたことにより天然資源に影響を与えた。

私たち漁師は生計を立てるため、漁業に頼っている。漁師は他の人のように農業をする土地を持っていないので、家庭を支えるために漁業で稼ぐことしかできないとセン氏は語った。
続けて、漁師自身がカンボジアで漁業をしようとするベトナム漁船を追い払うこともあると語る。

同氏は、地方当局が彼らのために対応策を取ると約束すると、集まった抗議者らは家に戻ったと話す。

法的な漁業には賛成しており、政府が禁止している違法な漁獲道具や器具を使用している人々には完全に反対している。また、地方当局が漁業関係者の要求に対応してくれるよう期待していると付け加えた。

内務省の境界海域保護局のタッチ・ポリーク副局長によると、カンポット州とベトナムのキン・ヤン州の州知事らは両国の海境が明確に定義されていないため、解決策を見つけるために働きかけると漁師に話したという。

ポリーク副局長は違法漁業者を見つけた場合、すぐに地方警察もしくは海洋警察に報告するよう伝えた。