カンポット州、観光客を惹きつけるため湾港の建設へ

カンポット州で今年9月から遊覧船の船着場としての港の建設が始まる。

観光省のソイ・シノル氏は、アジア開発銀行(ADB)のプロジェクトの建設調査が完了したと述べた。

観光港の建設には1800万USDが費やされ、2019年から使用されるという。

シノル氏は、ベトナム、プレアシハヌークビル州、タイから船でくる観光客と繋がりをつくることで、さらにカンポット州の観光業を活気づけたいと述べた。

「カンポットの港は、カンボジアからコートラル島（ベトナムのフーコック島）、コートラル島からカンボジアや近隣の国を結ぶ国際観光湾である」と同氏は述べる。

 港の開発は、カンボジア沿岸部に観光客を惹きつけるのに重要だと同氏は付け加えた。

テクチョウ地区に建設されるこの港は、長さ300メートルで200〜300人の観光客が利用可能だと同氏は語る。 

ADBは2014年に融資を承諾し、この港とカンボジア南部のインフラ整備により、アンコールワットなどの人気な観光地を上回るほど人気になるだろうという。

ADBのグレートメコン地域における観光業についての報告によると、その港は開設してから36万人の国内外からの観光客に利用され、2020年までには442,900人に及ぶと予測されている。

カンボジア国内観光協会のホ・バンディ長官は、この港は沿岸部における観光業を促進するだろうと述べ、港を開発するため行政に民間企業と提携を結ぶよう促した。

「民間企業との提携は、カンボジアの観光業を強化するために重要なことだ。その点において、このカンポットの観光湾プロジェクトは最高のチャンスだと言える。」とバンディ氏は述べた。

昨年、カンポット州は90万人の外国人観光客を迎え、中でもベトナム人が一番多かったという。


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