マレーシアへの家政婦の出稼ぎ労働が解禁

マレーシアでは政府によって長年禁止されてきた、カンボジア人女性が家政婦として働く法令を今月中に解禁する予定だ。

フン・セン首相は、20時間の労働、飢餓、暴力的な言葉や行動など、女性が直面する労働条件に対する懸念から、2011年に禁止令を発表した。

労働省のイット・ソムヘーン氏とマレーシアの人的資源省長のダタク・リチャード・ライオット・ジェム氏によるプノンペンでの会合では、今月下旬に解禁することに合意した。

フン・セン氏が禁止の法令を実施していた時、少なくとも30万人のカンボジア人女性がマレーシアで家政婦として働いていたと推定した。

労働省は、調査委員会は、月末までに募集、訓練、労働条件に関する合意を最終決定すると述べた。

ソムヘーン氏は困難な問題を解決するためマレーシアでの公平な取り組みを歓迎するために極秘会議に出席した。「これは両国間の協力の一助となるだろう。」と彼は述べた。

しかし、人権活動者モエン・トラ氏は疑い、家政婦の労働条件の改善されるという確信はまだないと述べた。

「労働者は2つ以上の仕事をさせられ、1日に最高20時間まで働かせられており、まだ超過労働が行われていると言える。」と労働人権同盟センターのトラ社長は述べた。

同氏は、女性の家政婦は、言語障害による雇用家族の男性からのセクハラとともに、精神的、肉体的な暴力に耐えなければならないことが多いと主張した。

パスポートが没収された者もいると彼は付け加えた。

「マレーシア当局者ときちんと議論し、女性の家政婦が法律によって保護されていることを確認する必要がある」と述べた。

「職場で苦しむ問題を最小限にするため、国の文化や言語の教育させる必要がある。」

トラ氏によると、禁止を解除した後も、両国は調査官を雇い、毎月の調査結果を報告することになっているという。


http://www.khmertimeskh.com