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アンコールワットへの入場料が水曜日に値上がりすることが予定されており、「チケットが値上がりしても外国人観光客数の減退につながることはないだろう」という楽観的な見方に対し、専門家らは警告を出している。
水曜日からアンコールワットへの訪問客は従来の入場料よりもおよそ二倍近くの料金を払うことになる。1日入場券は$20から$37に、スリーデイパスの場合は$40から$60に、ウィークパスは$60から$72に値上げされる。
昨年8月に観光地への入場料値上げが発表され、他のカンボジアの有名な観光地もこれに沿って値上げが実施された。1月1日にはプノンペン王宮の入場料は$6.25から$10に増額されている。王立博物館、トゥールスレンジェノサイド博物館などの名所でも$3から$5への値上げが行われた。カンボジア観光連盟の事務局長であるキャロル・サハイダク・ビーバー氏は、この値上げが観光客数に影響を与えることはないと考えているという。
同氏は、「アンコールワットや国立博物館やトゥールスレン博物館の値上げによって、観光客数にマイナスの影響は出ないと考えている。25年間値段に変更は生じておらず、値上げのチャンスを逃してきた。」と話した。また、長期的に価格を調整していくことで、古い価格体から新しいい価格体へ徐々に移行していくことが出来るという。しかし、これが東南アジアにおけるカンボジアの観光競争力に影響を与えることはないと付け足した。
「前もってパッケージ旅行で申し込んでいる観光客が多いので、簡単に値上げを実施できないのが現状だ。とはいえこの値上げは他の地域が実施している価格設定に対し競争力を発揮するものであり、我々の団体はこの新価格体制を全力で支援する。」とコメントしている。
カンボジア国家観光連盟の事務局長であるホー・ヴァンディ氏は、政府が発表したデータを引き合いに出して、カンボジアに訪れる観光客が滞在中に使う旅費は少なくなってきており、どのくらいの値上げ価格が実施されるべきかを決めるのは時期尚早だと話した。「国に正の影響を与えるか負の影響を与えるかはまだわからない。2017年末の結果を待つ。」とコメントしている。
phnompenhpost.com
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