米国への輸出規制令、カンボジアにどう影響するか

米国への輸出規制令、カンボジアにどう影響するか
2017年04月10日 00時00分 公開
米国への輸出規制令、カンボジアにどう影響するか

専門家は、アメリカのドナルド・トランプ大統領が出した貿易不均衡に対する厳格な規制をうまく利用できる可能性があると述べた。
その規制はタイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアを含む16の国々が対象となる。

 トランプ大統領は先週、長年の貿易赤字を逆転させるため、海外からの輸入業者を取り締まることを約束する大統領令に調印した。

この大統領令により、90日以内に16ヶ国の国々との貿易不均衡についての報告書の提出が求められる。

4ヶ国のアセアン諸国を除き、中国、日本、韓国、台湾、インド、ドイツ、アイルランド、イタリア、フランス、スイス、メキシコ、カナダがその該当国である。

プノンペンに駐在する米国大使館のジェイ・ラマン報道官は、この大統領令では16ヶ国がアメリカからの輸入より輸出の方が多い原因を調査すると述べた。

大統領はアメリカの貿易赤字の原因を90日以内に文書化し、商務省の貿易部門に提出するよう命令したと、ラマン氏はクメールタイムズへの電子メールで伝えたという。
 
商務省のセオン・ソファリー報道官は、アメリカの貿易赤字は市場の需要のためであると述べた。

同氏は、「もしも高品質な商品があれば、市場はそれを求めるだろう。それは自由市場では当然のことだ。そのため、この流れを変えるには何らかの介入が必要だ」と語った。

コンサルタント会社Bower Asiaの現地代表であるデイビッド・ヴィチェット・バン氏は、2016年のカンボジアとアメリカの貿易赤字額はわずか26億ドルで、タイとの間では189億ドルだったと述べた。

同氏は「明らかにタイからアメリカへの輸入はカンボジアよりも影響がある。我々カンボジアは依然として国連からもっとも発展が遅れている国だとされている。隣国よりも市場参入がしやすい国なため、近年注目されているが、それはごく最近のことだ」と述べた。
カンボジアは激しい競争に向けて競争力を高めているという。

加えてバン氏は、「最近カンボジアは旅行産業で、アメリカから市場参入のライセンスを得たばかりであり、衣類部門では海外からの直接投資を得るため、積極的に海外へ情報を送っている。」と述べた。

しかし商品の輸出に関して、厳しい衛生検査の基準に達していないため、消費者の需要を満たすため改善する必要があるという。


ロサンゼルスのOccidental大学のソフラル准教授は、タイからアメリカへの輸出は減少する可能性があるが、タイはアメリカからの輸入を削減することでそれに対応していくだろうと述べた。
 
ソフラル氏は、カンボジアがそのアメリカの規制から恩恵を受けることができるかどうかは、タイや他のアセアン諸国が以前アメリカに販売していた製品をカンボジアが代わりにできるかどうかにかかっているという。

また同氏は、「代用品があれば有利になる。輸出に関わる者はこのことについて戦略的に考えていく必要があり、タイやベトナムで何かが発生するかに関わらず、より競争力をつける方法を考えなければならない。」と加えて述べた。


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